ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/3 巨人 10-3 ロッテ → エースの激を受け、次期エースが躍動!

対 ロッテ 1勝0敗0分 東京ドーム

勝利投手:戸 郷 10試合 6勝 3敗 0S
セーブ :
敗戦投手:佐々木朗 10試合 5勝 1敗 0S

・投手リレー
巨人:戸郷→デラロサ→高梨→平内 捕手:小林→岸田
ロッテ:佐々木朗→小沼→西野→廣畑→中村稔 捕手:松川→佐藤都

本塁打
巨人:岡本和16号(三回2ラン)
ロッテ:レアード9号(八回3ラン)

日テレG+ にて観戦 解説:工藤公康 実況:平松修造
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202206031index.html)
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巨人ファンとしては見どころ満載のゲームになりました。


試合運びとしても展開としても、「これが見たかった!」と思ったファンも多かったのではないでしょうか?
ざっくりと羅列するだけでも


・先に点を取る
・バットを短くもって粘り、食らいつく
・足で揺さぶる
・4番の一発
・先発のHQS


と良いところをあげればキリがありません。


事前の注目度やマスコミの多さを見ても、球場全体の雰囲気がいつもと違うのはわかります。
当然投げる方の佐々木もいつもとは違う空気感の中でプレーすることになるんでしょうが、直生の投稿でもあげたように、いずれ侍ジャパンの代表として投げるかもしれない、若き両投手の戦いは見ているファンとしてもワクワクする対戦でした。


戸郷は前日にエースからプレッシャーをかけられていましたが、それを見事に乗り越えましたね。
7イニングで被安打4、四死球2、失点0というのは文句のつけようがない内容でした。奪三振がいつもに比べれば少ない気もしますが、それだけ慎重に投げていたということでしょうし、しっかり押し込んで内野ゴロ、外野フライで打ち取ってました。


2回のピンチもバッテリー、ベンチは冷静にDHのない戦いの序盤だからこそ、投手に代打は無いということも意識して冷静に組み立てていたと思いますし、逆に投手に打たれたらショックが大きくなるところ、しっかりセカンドゴロに仕留め、相手に流れを作らせませんでした。


とはいえ、何と言っても今日は打線ですね、この3試合ソロホームランのみだった得点を反省し、佐々木相手という事で作戦コーチの阿部が不在の中、元木ヘッドと亀井コーチが佐々木攻略のための策を練っていたかと思います。
まずは2回の増田陸のタイムリー、その前のポランコの3ベースがあっての打席となりますが、続く中山も含め、バットを短く持ってしっかりくらいついてゆく様は、相手にとっては嫌な感じがしていたでしょう。
引っ張ったゴムをパチンとはじくような増田陸のバッティングは小気味いいですね、速いストレートにもしっかり対応していましたし、何よりこの回で中山の四球も含め、佐々木の体と心のスタミナを削ったという点で、非常に価値のあるイニングになったと思います。


この日の佐々木は、ストレートの球速は出ていたものの、割と制球はアバウトでしたし(それでも普通は抑えられるんでしょうが)、フォークが高めに抜けることが2回り目から目につくようになりました。
巨人打線がどっちに的を絞っていたかはわかりませんが、フォークが高めに抜けるというのはベンチ内でも情報共有されていたと思うので、そこを見逃さず一発で仕留めた岡本はさすがです


佐々木相手にレフトスタンドという意識は無かったと思いますから、前日の最終打席のライトフライのイメージのまま、センター方向を意識して振りぬいたのが良かったと思いますし、昨日のレポートで「クソ速いストレートをキチンと打ち返せれば、それが呼び水となって状態が上がるかもしれない」と書きましたが、そうではなく一歩冷静なバッティングをしたことで、私の予想とは違う形で登り調子になるかもしれません。


岡本が岡本が岡本がぁ~と言われながら、なんだかんだとホームラン、打点の2冠をキープですから、この試合をきっかけにまた爆発してくれれば、チーム全体の雰囲気も良くなります。


そして何より49年ぶりとなる1試合6盗塁のゆさぶり


原監督が亀井コーチに「努力の賜物」と褒めていましたが、恐らく何度も佐々木と松川コンビのビデオを見返したんでしょうね、クセを見抜いたのか、バッテリーの配球を予測したのかはわかりませんが、盗塁がことごとく成功し、相手にプレッシャーをかけることになり、そのどれもが得点に絡むという素晴らしい攻撃。


その前提として、まずは塁に出ることで佐々木をセットポジションにさせる、足を意識させることでクイックにせざるを得ない状況を作り出すということが大事なのですが、それが出来たことが良かったですね。
160km/h を連発できる投手と言えど、ランナーがいれば打者には集中できませんし、セット、クイックとなればMAXの球威を出すことも、針の穴を通すような制球をすることも難しい。
キャッチャーも配球の他にランナーを意識せざるを得ないわけで、集中力を持続するのが厳しい場面を作り出したことが大きかったです。
(巨人がよく阪神相手にやられるパターンですね(汗))


ロッテ打線は足を使うというイメージを逆手に取った、こちらが足を使うという作戦は、ロッテベンチも予想外だったでしょうから、それだけ慌てさせたという点でも効果的でしたし、そもそも足を使える選手がそこそこいるのに使えて無いというのがファンの不満でもありましたので、これからの戦いが楽しみになります。


まぁ、そういった大胆なことが出来たのも、先に点をとって主導権を握れたからなので、個人的には今日のヒーローは増田陸だったんじゃないかなと


デラロサに不安は感じますが、ボール自体は決して悪いわけでもなく、半分は打ったレアードも褒めるべきなんで、こればっかりは仕方ない。鍵谷、中川が不在の中、ブルペンは本当に頑張っていると思います。


んで、8回の打者一巡は圧巻
残り2戦のことを考えて、投手交代をためらったロッテベンチの気持ちもわかりますし、久々1軍の重信のタイムリーも効きました。


これで打撃十傑にウォーカー、吉川、丸が入り、ホームラン十傑に岡本、ウォーカー、丸、ポランコが入りました。
(これでなんで2位なんだ?と・・・いや、ヤクルトも打率、ホームランともハンパないんですけどね)
ここまでストレスのたまる試合が多かったので、彼らが躍動して勝利したゲームは、ようやくスカッとさせてくれたという点で、たまらない勝利になりました。


前日のエースの激を受けて、次期エースが躍動し、若手が打席で粘り、打つべく人が打った。
攻撃面で言えば、今シーズンのベストバウトでしょう


あとは、これを続けられるかどうか、今日のメルセデスが流れに乗って粘り強く投げ、昨日のイメージを引きずっているだろうロッテバッテリーを攻撃陣がどれだけ揺さぶることが出来るか、ホーム6連戦ですから、何とか今週を勝ち越しで終わらせたいと願ってます。


追記
今日は岡本Tシャツを着てテレビ観戦。
そしたらホームラン打ったので、今日も着ないとダメかなぁ~(笑)
朝から洗濯して、夜にはもう一度着るとしよう。




管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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