ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/24 巨人 1-0 阪神 → 戸郷ノーノーで連敗ストップ!これで名実ともにエースとなった

対  阪神  5勝4敗1分 甲子園

勝利投手:戸郷 (4勝2敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:及川 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:戸郷 捕手:岸田
阪神:及川、漆原、岡留、富田、浜地 捕手:加藤匠

本塁打
巨人:
阪神

GAORA にて観戦 解説:糸井嘉男 実況:寺西裕一
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240524_26001_1/)
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まずは最悪のシナリオを考えてみる


戸郷は9回までノーノーを達成するが、味方の援護なく、延長10回裏に交代した投手が被弾してチームは5連敗で、甲子園でのカード初戦を落とす・・・
点も取れないし、戸郷のピッチング以外書くことなくてレポートもどんよりした感じに。


いや、マジでそんなシナリオもありえたゲームでした。


その戸郷、岸田との初コンビながら毎イニングしっかり会話している様子が伺えたし、恐らく小林とのコンビの配球は研究されていただろうから、それを逆手に取れたのも良かった。
戸郷自身、連敗を止めたいという気持ちが強かっただろう中で、とにかく丁寧に投げていた印象だけど、その上でストレートのキレが良かったのは、阿部監督が言うように先発までの6日間、しっかりと調整、修正が出来ていたのだと思う。


プロ野球ニュースでのコメントのパクりになってしまうけど、私も同じことを感じたのが、序盤はストレートが良かったのでそれで押してフライアウトを取り、中盤から終盤にかけてはフォークを丁寧に低めに投げてゴロアウトを量産。
その中で本人も言っていたけれど、左バッターへの外スラを間に挟むことで、それらが効果的に作用して打ち取ることが出来た。


小林とのコンビだったら、オーソドックスにストレートとフォークのコンビネーションを軸にしていただろうから、阪神ベンチも少し戸惑ったのではないだろうか?


奪三振率の高い戸郷が、中盤まではわずかに1個だけだったというのがそれを証明しているし、巨人と同じく打線が好調とは言えない阪神打線も低めのフォークに引っかかってくれたのも追い風になったと思う。


阪神はとにかくチカナカに如何に仕事をさせないかにかかっている中で、四球で逃げることもなく(いい当たりもされたが)、出塁させなかったのも大きかったし、ノーノーのかかる最後の二人が、そのチカナカだったというのも面白い。


123球という球数にはなったが、もともと150球くらい投げられる投手で、まだ開幕して間もなかったからチームとしてセーブしていた感じ。この展開で交代させることもできないし、その期待にしっかり応えてくれたという点では、さすがと言っていいと思う。

戸郷ノーヒットノーランおめでとう!


冒頭の話に戻るが、負ければ5連敗というだけでなく、首位阪神、首位ソフトバンクとのカードが続くという戦いで、エースで負ければ単なる1敗以上のダメージが残るところを救ってくれたし、ノーノーという豪華なオマケもついたことでチームに活気と勇気を与えたのではないかなと思う。
阪神的には前回対戦時と同じく、3つのうち1つ取れればいいかな~くらいで考えていたと思うので大きなダメージは無いと思うけど、巨人にとっては単なる1勝以上の重みがあった。

打線は及川ということで、長野を5番にして、岸田、オコエと並べる形を作ったが、確かに長野は若手よりも結果を出しているとはいえ、本来、最年長ベテランがスタメンで出るような事態がチーム状況が苦しいことを表している。


とはいえ、今日の打のヒーローはオコエと泉口ですね、特に泉口は初ヒット以降、徐々にだけど打席で落ち着いてきている感じが見えるので、門脇も余程バッティングの状態が上がらない限りは、当面使ってもらえそうだから、本人のモチベーションも高いでしょう。
オコエは相変わらず引っ張り傾向だけど、やはり出れば足があるので、下位打線に置いとくのはもったないけど相手にとっては嫌なバッターだと思う。
好調の丸が上手く出塁してくれているし、坂本はタイミングがあってなかったけど、岡本はどうしても警戒されてしまう中で、下位の若手二人が躍動したのは大きかった


残念だったのは6回の岸田のサードゴロゲッツー。相手は内野ゴロを打たせてくる目的で絶対に落としてくるのに、キャッチャーの岸田がまんまとそれに引っかかってしまったのはもったいなかった。
このあたりのイニングになってくると、戸郷への配球の方で頭がいっぱいだったかもしれないが、もう少し相手の意図を考えながら打席に立っていれば、違った結果になったかもしれないだけに要反省。


それにしても、やはり甲子園の雰囲気は独特だ、最終回先頭に四球を出しただけで、とんでもないピンチを迎えたかのような雰囲気を作り出す。戸郷はそれをモチベーションアップに使える図太い性格をしているからいいけれど、気の弱い投手だったら耐えられないだろうな・・・


今日は赤星とビーズリー


初戦を落としていたら、赤星にはとんでもないプレッシャーがかかっていただろうし、見る我々も半分悲壮感漂わせながら観戦することになっただろうが、戸郷のおかげで少し楽に見れるし、楽に投げられるだろう。
ブルペンへの負担も無かったから、赤星はイケるところまで全力でいって、あとは後ろに任せるって運用も出来るし、先日のレポートでも書いたけど、喜怒哀楽を前面に出していいから、甲子園の雰囲気に負けるどころか力に変えるようなピッチングを期待したい。

 

管理人:みんぐ
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