ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/12 巨人 2-4 ソフトバンク → 追い上げむなしく、連敗・・・

巨人 2-4 ソフトバンク 6月12日(土) ヤフードーム

ソフトバンク:1勝2敗0分

勝利投手:和 田 12試合 9勝 3敗 0S

敗戦投手:東 野 12試合 8勝 2敗 0S

投手リレー

 巨人:東野→星野→オビスポ(C:阿部)

 ソフトバンク:和田→ファルケンボーグ→馬原(C:山崎)

ホームラン:

 巨人:

 ソフトバンク:多村11号ソロ

交流戦の最終カードとなる福岡ソフトバンクホークスとの3回戦。巨人は先発に送り込んだ8連勝中の東野が初回に3失点。打線はソフトバンク先発の和田から走者を出しながらも得点できない苦しい展開に。九回、工藤、谷のタイムリーで2点を返すもあと一歩届かず、ソフトバンクに2対4で敗れた。

Yomiuri Giants Official Web より

東野、和田ともに9勝目をかけての登板。和田はもちろん実績十分、しかも交流戦は4勝0敗ということで、厳しい戦いになることは予想していた。東野も実績はまだまだ少ないが、ここまで8勝という勢いと安定感では負けていない。この二人が投げるなら1点を争う好ゲームになるであろう・・・・

打つほうでは、ラミレス対ペタジーニの「ヤクルト→巨人」コンボ打者二人の対決なんてのも、つい期待してしまう。

そして何より、1軍にあがっていきなり先発出場の大田にも熱い視線を注がずにはいられない。また和田ということで谷を持ってくるかと思われたが、今日は長野で勝負に出た原監督。

初回に坂本のバントヒットで出塁の後、由伸がサードフライで送れず、ラミレスにヒットは出たものの、3塁どまりで先制できなかった巨人。

その裏、東野は立ち上がりが悪く、ストレートが高めに浮き、スライダーを見極められるという状態で、川崎にヒットを許すと、本多がキッチリ送ってチャンスを広げ、松中、長谷川にタイムリーを打たれて3点を取られる。

この初回の攻防で、先頭バッターが出た後、遅れなかった2番由伸とキッチリ送った本多との正反対の結果が、ともに4番にヒットが出ただけに、点に結びついたソフトバンクと結び付けられなかった巨人の差となり主導権を握られての苦しい戦いになってしまった。

巨人も1,2,3回と先頭打者が出塁するものの、進塁させることができず、和田に7回4安打と押さえ込まれてしまった。最終回に工藤、谷が意地のタイムリーを打って一打同点のところまで追いすがるが、坂本、由伸にあとひとつがでず、敗戦となってしまった。2点差の接戦のような気がするが、最終回のスンちゃんの内野安打は審判のあきらかなミスジャッジなので、あれがアウトになっていたら・・・1点も返せなかったかもしれない。

原監督の談話では「全力で戦ってこういう結果になった」とあるが、2回の攻撃では先頭の長野が出塁した後、亀井に遅らせることをしなかったのは納得が行かなかった・・・以降の出塁時も、ことごとく進塁だが出ず、得点に結びつけることができなかった。ま、和田が非常に緩急の聞いたピッチングをしていたので、進塁しても得点できたかどうかは微妙だが・・・とはいえ、もう少し和田を揺さぶる攻撃や打席での粘りを見せて欲しかった。

全体を見ると、由伸がチャンスを作れず、チャンスを広げられず、チャンスに返せず・・・ということで彼に一つ出ていればと足を引っ張った形になっているが、これまで助けてもらった功績を考えれば、責めるのはかわいそうというもの。松本がいない今、起用にチャンスを広げられる2番打者が不在ということが打線のリズムを壊してしまっているということだと思う。

(相手投手の出来が悪ければ怒涛の1~5番になるけどねぇ)

さて、大田だが、昨年とは違うところを見せて欲しいという監督の期待通り、すべての打席でキッチリとスイングし、結果は出なかったが「出塁したい!」という気持ちは十分に感じ取れる先発デビューで彼の中でも得るものはあったと思う。不運だったのは相手が和田だったということ・・・かな。2打席目のショートゴロは走者がいなければ、大田の足なら内野安打になっていたと思うし(彼、意外に足が早いんだよね)。

明日負ければ交流戦は5割、ソフトバンクには負け越しでの終了ということになる。明日は中5日で杉内・・・か?勝つのは非常に厳しいかもしれないが、その後4日間あくので、中継ぎもフル動員で何とかモノにし、気持ちよくセ・リーグの戦いに望んで欲しい。