ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/7 巨人 2-8 広島 → 残念だが・・・内海にはガッカリした・・・

巨人 2-8 広島 7月7日(水) ひたちなか

対 広島:9勝2敗0分

勝利投手:前田健 17試合 11勝 3敗 0S

敗戦投手:内 海 14試合 7勝 4敗 0S

投手リレー

 巨人:内海→MICHEAL→小林→福田→星野(C:阿部)

 広島:前田健→梅津→大島→ベイル(C:石原)

ホームラン:

 巨人:長野12号ソロ

 広島:赤松2号ソロ

6日前の雪辱を果たすべく臨んだ内海と前田健のエース対決。しかし内海は6点の大量失点で、三回でマウンドを降りる。リズムに乗り切れない巨人は、長野の場外ホームランなどで反撃を試みるも、前田健を攻略しきれないまま2対8で敗れた。

Yomiuri Giants Official Web より

7月1日の前回登板、5回10安打5失点。そして今日、3回8安打2失点(失策が絡んだため自責点は2となっているようだが、現実には6失点)。

おぃおぃ、よくなるどころか悪くなってるじゃん。

一昨日の情報ではリベンジするためにリリースポイントの見直しをして良い感触をつかんだということだったので、今日は本当に期待してみていた。顔つきにも「負けたくない」という表情はにじんでいたし、球も走っているように・・・見えた。

しかし、現実には追い込むまでは良い球が行くのに、いざ勝負となると高めに浮くわ、ワンバウンドするわ、すっぽ抜けるわ・・・・これでは抑えられるはずが無い。3回はストレートにも力が無く、ないから変化球も生きてこないという状態だった。これまで内海について酷評されても、擁護(叱咤もあったが)してきたワタシもさすがに今日の投球にはガッカリだ。「負けたくない」じゃなくて「打てるもんなら打ってみろ!」という自信あふれる姿が見たかった。エースと呼ばれたいのであれば相手エースとの連戦に連敗、それも惜敗ではなく完敗するようでは話にならない。それでもまだ勝ち負けはいい、どんなにいいピッチングをしても負けることはある。だが、エースと呼ばれる投手は試合中にしっかり修正してゲームを作らないといけない。修正どころか頭に血が上ってドつぼにはまってゆく姿はまるで新人投手のようだ・・・

マエケンも直球は140km前半の速度が大半をしめるが、質が違う。相手に合わせて曲がり幅を変えるスライダーも抜群で、何よりコントロールがいい。内海もコントロールの良さが特徴の投手のはずなのに・・・次は13日からの阪神3連戦で投げるのだろうが、今の状態では阪神打線と向かい合うのが正直なところ怖い、というか不安だ。

しかし、今のカープ打線はまるで去年の日ハムのように打ち出すと止まらない。それも長打ではなく単打での連打。さらに足が速く、まるで80年代の横浜のスーパーカートリオのように東出、梵、赤松が機能している、天谷、廣瀬も走れるだけにどの選手も塁に出すと厄介極まりない。全員が自分の役割を理解して、まるで松本のように粘って球数を投げさせて、出塁すると走る。走らなくても投手に足を意識させて打者へ集中させない。野村監督の現役時代を見ているようで、今年からのカープはこう戦うんだ!という監督の意図が明確にわかるし、それがここ数試合から結果が出ている。こういう打線は隙を見せたら徹底的に攻めてくるので一発の怖さはなくても大量点をとる力がある。栗原が離脱しているので救われているが、嶋と栗原のコンビがクリーンアップに座るようになれば長短揃って怖い打線になる。投手陣に離脱者が多いのでなかなか上に上がれないが、後半戦の目玉チームとなるのは間違いないと思わされた前回と今回の対戦だった。

昨夜の敗戦でファームでの再調整を命じられた西村に代わって上がってきたコバマサ小林雅英)だが、これまたいただけない・・・豊田も落としたことでベテランを上げたのかもしれないが、全くもって安心感がない。マイケルも上がってきた当初はよかったが今日はコバマサとセットで1失点ずつ献上。これならもっと若手にチャンスを与えてあげて欲しい。土本、栂野、古川、中里、ロメロあたりはファームでも結果を出している。藤井、東野、ゴンザレス、内海が固定なのであれば残りの2人は彼らに経験をさせるためにもチャンスを与えてもいいのはないだろうか?もちろん中継ぎもね。

そして若手といえば長野。相手がマエケンだろうがとにかく必死な姿が印象的だった。なぜ監督推薦で長野にオールスターを経験させてあげようとしなかったか、そこだけは理解に苦しむ。そしてセンターフライになってしまったが6回のガッツとマエケンの勝負は見応えがあった。坂本、ラミレス、阿部がノーヒットに抑えられては追いつけるはずもなかったが、同級生として坂本には1本だけでも安打が欲しかった・・・。

と、今日はネガティブな話ばかりになってしまったが、まぁしょうがない。酷評されるのも期待の裏返しと前向きにとらえて反骨心を剥き出しにして次の登板で頑張って欲しい。