ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/28 巨人 7-5 阪神 → 序盤のリードを何とか守りきり、土俵際で粘る巨人

巨人 7-5 阪神 9月28日(火) 甲子園球場

阪神:12勝11敗0分

勝利投手:内 海 26試合 11勝 8敗 0S

セーブ :クルーン 49試合 4勝 2敗 24S

敗戦投手:スタンリッジ 22試合 10勝 5敗 0S

投手リレー

 巨人:内海→久保→山口→クルーン(C:阿部)

 阪神スタンリッジ→渡辺→福原→久保田(C:城島)

ホームラン:

 巨人:阿部43号ソロ

 阪神:鳥谷18号2ラン、桜井9号ソロ

阪神タイガースとの23回戦は初回にラミレス、長野のタイムリーで3点を先制すると三回にも2点を追加する。中盤、反撃に合い2点差に迫られたが、リリーフ陣が粘りのピッチングで追いすがる阪神打線を抑え込み、7対5で勝利した。チーム一丸の気迫の勝利で2位に浮上し、優勝争いに踏みとどまった。

Yomiuri Giants Official Web より

中日が2日に負けることが前提とはいえ、土俵ぎわ、片足は出ており、わずか5cmほど浮いている状態で試合に臨む。もう勝つしかない、勝ち続けるしかない。10.8のヤクルトとの最終戦で決まる!なんて夢よもう1度を!って考えているのは私だけではないと思う。

仮に4連覇を逃したとしても、阪神とはCSで当たる可能性は高い、今日だけでなく明日以降のためにも負けられない。大一番の連戦の初戦は開幕投手で行くと宣言していた通り、原監督は内海を先発に指名した。

初回、スタンリッジの立ち上がりを攻めて3点を取るも(スライダーを捨ててスライダーを打つという、スタンリッジ攻略の意図を感じる作戦だったと思う)すぐに1点を返される内海。好調時の姿にはちょっと遠い姿に不安を覚えるも、以降は何とか守りきる。

そのきっかっけになるのが3回の攻撃。ツーアウト満塁で迎えた内海の打席で、何と2点タイムリーを打って5-1とする。自ら追加点を入れたこと(走塁は褒められないが)で、5回まで気持ちよくなげるきっかけを掴んだのではないだろうか。結果的にはこの2点が最後まで効いた格好になった。

6回に3失点するところが内海らしいといえば内海らしいのだが、今後のためにはせめてこの回はキッチリと抑えて欲しかった。ただ、やはり打線の強さでここまで来た阪神なわけで、やはり怖いチームだということを改めて感じさせる(その裏には内海のサインミスからのバントミスが絡んだともいえる)。

それでも、後を受けた久保がキッチリと抑えることで、次の阿部のホームランを呼んだ。イニングをまたぐ必要はないのでは?と首をかしげたところで桜井にホームランを浴びてしまうが、それでも山口とあわせて後続を断つ。

(金本キラーの山口を7回頭から出すわけにもゆかず、金本待ち・・・ということで久保を出したのだろうか。越智という手もあっただろうが、阪神打線を考えると延長も考えなければいけない・・・ということか?結果的には金本を山口で抑えることが出来て、思惑通りになったが)

最後はクルーンが締めて、土俵ぎわ片足5cmくらい浮いていたところを6cmくらいまでは持ち上げた?という感じだが、スンちゃんの打撃には大いに????。原監督の温情なのかどうかわからないが、今年、ほとんど実績のないスンちゃんをここで起用する意図が見えなかった。一方で、このままファームで終われば新人賞に黄色信号がともる(?)長野が、阪神戦との相性の良さ(対阪神 .414)をかわれて先発出場し猛打賞。今日は7番だったが明日は6番でもいいのではないかと思わせる打撃で、今日の勝利に貢献してくれた。

坂本がノーヒットで見た目にも元気が無いのが気になるが、同じく元気が無かったガッツに2安打が出たのは朗報。みんなが皆、元気良く結果を出すというのは難しいだろうが、残り少ない試合、チームが一丸となる姿を見せてもらいたい。

東野は体調は回復し、本来なら先発で出したいところだが、中継ぎで使うことを考慮してあげたようだ。7回に出すという手もあったのだろうが、明日のほうが厳しい試合になるということで今日は使わなかったか?(それともこの後に先発させる?)

で、その明日だが、顔も見たくない能見が予想されている。当然CSにも出てくるだろう能見を叩かない事には日本シリーズへの挑戦も無い。苦手意識を払拭するためにも明日どういった形で能見を打ち崩す作戦をとるのか、原監督ほかコーチ陣、裏方をひっくるめたチーム一丸での能見への攻略法を見てみたいと思う。