ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/29 巨人 1-3 阪神 → V4の夢オワタ・・・ちょっと悔いの残る采配だったかなぁ

巨人 1-3 阪神 9月29日(水) 甲子園球場

阪神:12勝12敗0分

勝利投手:能 見 10試合 6勝 0敗 0S

セーブ :藤川球 55試合 3勝 3敗 28S

敗戦投手:ゴンザレス 24試合 5勝 13敗 0S

投手リレー

 巨人:ゴンザレス→高木→東野→朝井→山口(C:阿部)

 阪神:能見→久保田→藤川球(C:城島)

ホームラン:

 巨人:

 阪神

負けると優勝の可能性がなくなる巨人。阪神タイガースから三回にラミレスのタイムリーで幸先よく先制したが、その裏にマートン犠飛で逆転を許す。東野、朝井とローテーション投手を投入し、勝利への執念を見せたが、打線は阪神投手陣を打ち崩すことができず、1対3で惜敗。今シーズンの優勝は消え、4年連続セ・リーグ制覇はならなかった。

Yomiuri Giants Official Web より

燃えた・・・・真っ白に燃え尽きたよ・・・・

試合が終わった後の正直な感想。

もちろん、まだペナントは終わってないし、優勝を逃した以上、少しでも有利にCSを戦うために2位を目指す戦いに切り替えなければいけない。そんなことはわかっている・・・

が!

悔しいのもまた事実。恐らく今日、明日は首脳陣も含め、選手も悔しくて眠れないだろう。当然!わたしも眠れない・・・

采配ミスを言い出せばキリは無い、相手投手が能見ということを考えれば、ゴンザレスの交代は遅すぎで、デッドボールの時点(できれば1失点の時点)で交代すべきだった。1,2回の投球内容がどれだけ良くても防げる失点は防がないと。(なんせ相手は能見なんだから)

そして続く4回。

長野、古城のヒットでノーアウト1,3塁。能見を全く打てていない脇谷であれば、スクイズもしくは1塁ランナーを2塁へ送るバント、さらには1塁ランナーの古城に盗塁をさせるといった阪神バッテリーを揺さぶる作戦が欲しかった。仮に盗塁が失敗して1アウト3塁になったとしても、1塁があいている状態で3塁ランナーをケアする方が守りづらかったはず。あの場面、少なくとも阪神サイドは1失点は覚悟していたはずで、能見の素晴らしいピッチングを差し引いてもあぁいった場面で点が取れないことが、今年の巨人打線を象徴していた。

セオリー重視で左の能見に矢野を2番に指名したのだろうが、これは完全に人選ミス。個人的には大好きな矢野選手ではあるが、すでにラッキーボーイの神通力は終わっている。前夜2安打の松本を出すべきだったし、バッテリもそのほうが嫌だったろう。勝負強さが特徴の矢野は、ココゾという場面での代打の切り札として取っておくべきだった(大道を出した場面で起用できていれば、外野フライくらいは望めたかもしれない)。

6回までに追いつけなければ7回からは久保田、藤川というリレーで来ることはわかっているのだから、4回にせめて1点でも返し、1点差で中盤以降に持ち込むための最善の策を打つべきだったのではないだろうか。負けたら終わりのトーナメントと同じ気持ちで戦えていたのかどうか、ちょっと疑問の残る試合だった。一方の阪神はこちらが心配になるほど、久保田の連夜の2イニング投入(あと4連戦続くのに大丈夫だろうか?)で「1点もやらない!」という気迫の采配できただけに、それを跳ね返すには正攻法ではダメで、奇策も併用しなければ逆転は難しかっただろう。お得意の「胸と胸をつき合わせて正々堂々と」というのは、ここに来てはいらなかった気がする。

と、采配に愚痴をこぼしたところでしょせんは結果論。上記のようなことなんて、今頃、監督や選手の頭の中ではVTRのようにぐるぐると回ってることだろう。

残りあと4試合というところで、優勝を目指せない悔しさや寂しさを味わうのつらいところだが、これも自らが招いてしまったこと。これを晴らすには来年リーグ優勝するしかないが、その手始めとして何としてもCSを勝ち抜いて、日本一を勝ち取ることに頭を切り替えよう。やらなければいけないことは、まだたくさん残っているのだから・・・