ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/30 巨人 2-2 ロッテ → ホッとしていいのか、悔しがるのか難しい引き分け

巨人 2-2 ロッテ

対 ロッテ:1勝0敗1分

勝利投手:

敗戦投手:

投手リレー

巨人:高木→西村→山口→久保→アルバラデホ→ロメロ  捕手:阿部→加藤

ロッテ:渡辺俊→伊藤→内→薮田 捕手:里崎

本塁打

巨人:坂本6号ソロ

ロッテ:

JSPORTS 1にて観戦

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前日の降雨ノーゲームを受けて行われた千葉ロッテマリーンズとの2回戦。巨人は坂本の先頭打者ホームランで先制点を奪うが、先発・高木の乱調でその裏に逆転を許してしまう。それでも五回、巨人は古城の犠牲フライで同点に追いつく。その後は両チーム共にチャンスであと一本が出ず、2対2で引き分けとなった

Yomiuri Giants Official Web Site

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前日、1-0でリードしていたが降雨で中止となった振り替えのゲーム。5回まで行ってれば勝ってたのに・・・なんて妄想しがちな前日だっただけに、何となく余韻として勝ちゲームのつもりでプレイボールを見つめていた。

ま、結果は引き分けだったわけだが・・・・いや~~~今日の引き分けは解釈が難しい。

これを「負けなくて良かった」と捉えるか「勝てる試合を落とした」と捉えるべきか。

初回の坂本のホームランで「よっしゃ!今日の俊介は昨日の疲れが残ってるかもしれない!」と期待させてくれたが、いきなり1回の裏にリッチギー(高木)がストライクが入らず、あっという間にノーアウト満塁。こりゃ、4~5点取られるか?と負けを覚悟しかけたら、何とか2失点で凌いで絶望一歩手前で踏みとどまり、先の見えない1点勝負の展開になってゆく。今の攻撃力を考えると1点差が重く圧し掛かってくる展開だが、何とか同点に追いつくことが出来た。ちょっと負けを意識していただけに、ここで振り出しに戻れたのは大きかったし、西村の好投もあって「追いつくことが出来れば、勝つところまで持ってゆけるか?」と期待も膨らむという、上げて、下げて、また上がって・・・という落ち着かない気持ちで見ていた。

ここ何試合かと今日の西村のピッチングを見ていれば、右の強打者が多いロッテ相手に何故、西村が先発じゃないんだ?と、これは原監督ではなく川口コーチにじっくりと聞きたいところだが、初回の2失点がなければ勝っていた・・・というのは飛躍しすぎた「たられば」か。移動日と初戦の内海の完封で少し休みの取れた中継ぎ陣だから、リッチギーには2~3回くらいまで頑張ってもらって、4回から西村、でリリーフ陣を総動員させるくらいのことを考えていたのか?正直なところ今日の登板に関しては意図が見えなかったのだが、西村以降の投手陣は確かに頑張ったし、そこは評価したい。リッチギーはいい投手だと思うが、やっぱり対左打者用のワンポイントで使うのが最も彼の武器を生かせるんじゃないかと思う。

(それともQVCスタジアムに慣れてると思って????いくらなんでもそれはないか)

対ロッテ初戦の矢野の勝負強さがあれば、9回も11回も何とかしてくれそうな期待をしていたのだが、今日に関しては彼がブレーキとなってしまった。特に9回のショートゴロは、この場面であそこしか無い場所へ打ってしまうかぁ~~~~と頭を抱えてしまった。ラミちゃんの代走に鈴木を出した時点で、クリーンアップの攻撃力が下がってしまい、延長になっても得点できないかもしれない不安も抱えての11回はその鈴木が出塁して、二盗。この盗塁が良かったか悪かったかは判断が難しいところだが、個人的には阿部が歩かされるリスクをさけて、盗塁のプレッシャーという形で阿部のバッティングをフォローして欲しかった。結果的にはここも矢野がチャンスを生かせず最高で引き分けという終わり方をすることになってしまう。

ま、本人はその辺、充分わかっているだろうから、次はきっとやってくれると期待するしかないが。

もうひとり残念なのは大二郎(田中)。彼は大田と並んで長打力を期待されている若手なわけで、三振しても凡打でもいいから、結果を恐れずに自分のスイングでバッティングして欲しいと思う。大田がお立ち台に立ったり、藤村に結果がついてきたりしている状況で、あせっているのかもしれないが、何となくボールを追っかけてスイングさせられている気がする。打順も7番だったり、8番だったりするわけで、今日のように送りバントが必要な場面はともかく、ランナーなしの場面では、出塁を気にするのではなく、フェンス直撃もしくはフェンスオーバーを狙うくらいのつもりでバッティングして欲しい。そういったスイングで結果が出た時の方が、きっと次に繋がることになるだろうし。

さ~て、前日のフライ落しで原監督からあきれられてしまった脇谷・・・古城、坂本のファインプレーを目の前でまざまざと見せ付けられたわけで、藤村の台頭を含め、もうちょっと下で守備を磨いてから上がってくるべきじゃなかったかなと思う。いつまでもウジウジしてんじゃないと活を入れるため(だと私は思っているが)に、早めに復活させて昨日、スタメンで起用したのではないかと思うが、かえって逆効果になってしまったのではないだろうか?何度も言うが、守備は練習すればしただけレベルアップするんで、もう少し下で泥んこになるまでボールを追いかけてから上がってきて欲しい。藤村の活躍ももっと見たいが、そこに大きな脇谷という壁が立ちはだかるようではないと、藤村のレベルアップも望めない。仲澤や福元といった選手も虎視眈々とセカンドの座を狙うために頑張っているので、皆で切磋琢磨して誰が守っても鉄壁のセカンドと呼ばれるポジションにして欲しい。

そうそう、大二郎&大田!下では中井もホットポジション狙ってるから、そろそろ本気だしてよ!というのも付け加えておく(笑)

明日はライオンズとの初対決で、恐らく澤村だろう。

シーズン前は澤村 vs 大石 or 雄星なんて対決を期待していたが、それはちょっとお預けになってしまい残念。オープン戦以来となる中島、中村との対決を向かえる澤村だが、パリーグ錚々たるエース達の球をスタンドインさせてきた二人だけに、まぁ気負わず自分の力を試すつもりで思いっきり投げて欲しい。攻撃に不安の残るチーム状態なので、1点を失うのを怖がる配球になってしまうかもしれないが、澤村をレベルアップさせるためにも阿部は真っ向勝負のリードをしてくれるとうれしい。その上で抑えることが出来れば自信にも繋がるし、チームの雰囲気もぐっとよくなるし・・・