ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/7 巨人 2-3 中日 → 8回のゲッツーが・・・・あの流れで同点に出来ないあたりが、まだまだ課題かなぁ

巨人 2-3 中日

対 中日:7勝7敗0分

勝利投手:山 井 3試合 1勝 1敗 0S

セーブ :岩 瀬 41試合 0勝 1敗 25S

敗戦投手:小 野 10試合 2勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:小野→アルバラデホ→越智→高木→野間口 捕手:阿部

中日:山井→小林正→三瀬→浅尾→岩瀬 捕手:谷繁

本塁打

巨人:

中日:

TBSチャンネル(CS) にて観戦

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

敵地・ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの第14回戦。先発の小野が、三回までに3点のリードを許すも、五回に阿部、藤村の適時打で2点を奪い、1点差に迫る。しかし、その後は中日のリリーフ陣の前に得点することができず、2対3で敗れた

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

終わって見れば3回の失点、8回のゲッツーが響いたゲームだった。

「ここで山井を持ってきたかぁ~~~」ゲーム前にオーダーの知らせを見た時のワタシの第一声。中継を見ていると、チェンに何かあって山井になったようなことを匂わせているが、ちょっとその辺はわからない。ただ、正直なところ山井には余り良いイメージを持っていないので、嫌だな・・・という感じのままプレイボールを迎えた。

一方の巨人は5番に偵察メンバー(東野)をいれ、山井というのが判明したところで、ヨシノブを入れる。

立ち上がりに2点を失い、さらに3回に1点を失う小野。

今季、ここまでの中日との戦いを考えれば、3点差はほぼ逆転不可能な点数(前夜は立場逆だったけど)。案の定、3回まではパーフェクトに抑えられてしまう。

中日戦を迎える前、「(1)出塁率3割(2)30盗塁(3)30四球(4)30得点(5)30犠打(6)得点圏打率3割」と6つの「3」を目標に設定した藤村が、突破口を開く。4回、内野安打で出塁すると、そこから山井の投球リズムがあきらかにおかしくなった。この回は古城があっさりとセンターフライ、長野三振、ラミレスショートゴロで終わってしまうが、微妙に狂った山井のリズムが5回、巨人打線に掴まることになる。

昨夜、坂本→阿部→亀井の第2のクリーンアップに注目したい。そしてそれを生かすのは間に入るヨシノブだと言ったが、そのヨシノブから坂本、阿部と3者連続でヒットが出てまずは1点を返す。ノーアウト1,2塁で8番亀井、次の小野は代打だろうから、そうなればココは亀井にバントだろうと思っていたら、残念ながらヒッティング。バントしても失敗する確率は亀井ならありえるが、せめて進塁打を打って欲しかった・・・・結局ライトフライで坂本は3塁へタッチアップも出来ず、1アウト1,2塁でただアウトを献上しただけになってしまった。続く谷がファーストゴロでランナーを進めるが、あの打球であれば亀井が送っていれば(もしくは坂本がサードへ行けていれば)、帰ってこれた打球だった。

まぁ「(6)得点圏打率3割」を目指す藤村が見事なセンター返しで1点をもぎ取ることが出来たので、まだ良かったが・・・・1点差に持ち込む事が出来れば、まだまだゲームはわからない。続く古城の打席のところで、原監督が直接声をかけるなどして「なんかあるぞ」と匂わせるのもありだったかもしれない。

(走者藤村だし、その前は簡単に打って失敗してるし)

山井が窮屈なピッチングになっていたので、もう少しプレッシャーを与えて欲しかった。。

フルカウントまで粘ったのなら、ストレートを頭にいれ、もしも来たらファールで粘り、変化球の見極めだけに集中して欲しかったけど、古城はまた随分と中途半端なスイングになっちゃったね。その前のファールが良かっただけに、もう少し見極められると思っていたけど・・・出来れば、満塁にして長野を迎えたかった。

6回にもチャンスを作るが、点を奪うにはいたらず、ここで追いつかないと8,9回は勝利の方程式でこられる!とプレッシャーのかかる7回は3者凡退で終わってしまう。

これまでの対中日では1点差であっても、浅尾→岩瀬のコンボでは、出塁すら難しいと思えるが、他球団との戦いを見ていると、この勝利の方程式も微妙な狂いを生じることがおきているので、その1点に希望をかけた。

長野が四球で出塁し、二盗のプレッシャーを浅尾にかければ、ラミちゃんがヒットで1,3塁。ヨシノブも粘って四球で出れば1アウト満塁のビッグチャンス。5回のヒットと6回の四球で2度出塁している坂本がお得意の「外野へのポップフライ」をあげてくれれば、長野の足なら恐らく同点には出来るだろうという場面で、何と打球を転がしてしまう(ココで転がすかよ!とツッコミを入れたのはワタシだけではないはず)・・・・ショートゴロゲッツーでこの回0点。結果的にはコレが痛かった・・・・

浅尾よりもチャンスがあるのでは?と思っていた9回の対岩瀬だったが、最初の阿部がアウトになったところで下位打線・代打攻勢となり、サブローは四球を選んだものの、實松、信二が倒れてゲームセット。かえすがえすも坂本のゲッツーが・・・・と悔しい敗戦となり、中日との対戦を7勝7敗の五分に戻された。

昨夜、ちょっと守備が良くなったと坂本を褒めたら、いきなりミス。あわせて、最後のチャンスにゲッツーを出しちゃうと、折角のヒットや四球が霞んでしまう。得点圏打率の良いところを見せて欲しかったが、精彩を欠くというにはヒットも出てるし、元気が良いというにはチャンスで凡打は痛い。なんというか・・・・微妙な働きだったな

そして、前回、前々回と4回2/3で降板することになった小野。3度目の正直で、打線不調の中日を相手にピシャリと抑えて欲しかったが、バッテリエラーなどでいきなりの2失点は痛かった。もともとコントロールがイイわけではないが、今日はちょっと高めに行くケースが目に付いた。むしろ、もうちょっと荒れてくれても良かったが・・・・甘いコースにいっても昨日の内海の場合は打者が見逃すケースも多かった。このへんの投球術が内海との大きな違いなんだろうな。

ただ、小野の後を投げた中継ぎ陣はよく頑張った。

打線も4,5,6回はいずれも先頭打者が出ただけに、できればこの3イニングで同点にしておきたかった。ことごとくチャンスを潰しまくった7月までにくらべれば、それでも1点差にまで迫ったところは8月以降の流れを感じなくは無いが、同点にまで持ち込めないあたりが課題か。

でもまだ、負け越したわけではないので、フンドシを締めなおして明日は勝ち越しを決めて欲しい。明日はソトvs澤村か?ここまでの対戦成績を見る限りでは、正直なところ分が悪いが、ローテが変更されたことで澤村のリズムが良い方に変わる事を期待したいし、いい加減にソトから得点をしてくれることも期待したい。

前回、思いもかけず、先制点を貰って崩れてしまった澤村だけど、勉強熱心な彼のこと、きっとどう対処するべきか考えていると思うので、とにかく早い段階で先制点を取って助けてあげて欲しい。