ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/13 巨人 1-2 横浜 → 痛すぎる敗戦。エース投入なら強気の継投が見たかった・・・

巨人 1-2 横浜

対 横浜:9勝6敗0分

勝利投手:山 口 44試合 2勝 3敗 24S

敗戦投手:高 木 40試合 1勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:内海→高木→越智→山口 捕手:阿部

横浜:国吉→大原慎→藤江→篠原→山口 捕手:黒羽根

本塁打

巨人:阿部14号ソロ

横浜:村田15号ソロ

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横浜ベイスターズとの3連戦初戦。ジャイアンツは1対1で迎えた9回、無死満塁で遊撃ゴロを本塁へ送球した坂本の送球が逸れ、サヨナラ負けを喫した。先発内海は8回1失点と力投したが、味方打線がベイスターズの小刻みな継投に押さえ込まれた

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結果だけ見たら、最後の場面に非難が集中しそうだけど、まぁ今季3戦目のルーキーに1点に抑えられている打線と、自分の役割をまっとう出来なかった高木、越智が残念だったかなぁ。

国吉は195cmという身長から来る速いストレートが特徴だが、余りにもボール球に手を出しすぎ。来季のこともあるし、まだ横浜とは今日を含めて10ゲームもあるわけで、最初の対決でしっかりと苦手意識を植え付けておかないと・・・・

内海の村田への1球は仕方ない。いや、仕方なくは無いんだが、それでも内海を責められる人はいない。本人は相当悔しいだろうが、今日は今季ベスト3くらいに入るほどの投球内容だったと思う(個人的に)。5回、ツーアウト2,3塁、フルカウントで渡辺を仕留めたカーブは絶品だった。フルカウントでストライクからボールになるカーブを要求できるくらいコントロールとキレが素晴らしいということで、阿部との呼吸もあっていたと思う。

ピッチャーゴロを捌いた守備といい、荒波を刺した牽制といい、集中力も切れることなく全てにおいてエースと呼んでいい風格すら漂っていた。

(ピンチでも全く表情に出ないしね・・・誰かと違って)

エースが力投し、まだ延長に持ち込める状況にあったのであれば、9、10回は勝ちゲームの継投で山口→久保と行って欲しかった・・・(延長に持ち込む前提でね)。恐らく、下園は高木のワンポイントで、村田、中村には越智をつぎ込み、仮にどちらかにヒットが出ても藤田のところで山口を・・・といったくらいに考えていたのかもしれないが、本来抑えなければいけない高木が左の下園にヒットを打たれた時点で大ピンチ。続く、村田、中村と一発長打がある打者を迎えてしまったのなら、どちらかというと越智ではなく、野間口を投入するくらいの慎重さも欲しかった。越智で何とか三振を取らせようとしたのかもしれないが、村田を歩かせた時点で制球も定まらず、気持ちも攻めが見られなかったので、最悪の最悪で、中村のところで交代でも良かったかもしれない。

最後はノーアウト満塁になってしまえば、坂本の送球エラーが無かったとしても、サヨナラで負けていた可能性も高いわけで、ピンチを作ってしまった中継陣と、継投を我慢したベンチワークがとても残念な敗退となってしまい、横浜の連敗を巨人が止めるハメになってしまった・・・・

ま、送球エラーした坂本もアウチだし、阿部もプロであれば取って欲しかったし、取れないまでも前に落としていれば、捕球しだいでは(ひょっとして、万が一)間に合ったかもしれない。

なんにしても、上位2チームに3連敗x2だった横浜相手に3位の巨人は「絶対に」取りこぼしてはいけなかったゲーム。ヤクルト、中日と同じように3タテをして、まだあきらめない!という姿勢を見せて欲しかったんだが・・・・前回「こういうところでコロっと負けちゃうのも巨人なんだよなぁ」と言っていた事が現実になってしまって悲しい限り。しかもエース投入で負けというオマケつき。このあと連勝しても結果、貯金は1つしか増えないばかりか、ヘタしたら負け越しだって有り得る事態に。

先の事を考えると、ちょっと憂鬱になってしまうので、まずは明日、今日のイライラを吹っ飛ばすくらい打線が頑張って、スカっと気持ちよく勝ってくれれば、それでいいか。

追記

今日は昼間、ちょっとだけ時間が出来たので、ジャイアンツ球場でファームの試合に行ってきた。残暑がきつくて、かなり暑かったけど、田中太一の投球が見れて良かった。はじめて見たんだが、そこそこ制球良く決まっていたし、序盤しか見れなかったけど低めに球を集めて大人のピッチングをしてた。高卒ルーキーの18歳だし、まだ上で通用するには時間がかかりそうだが、宮国ともども今後に期待したい。あと、下で首位打者争いをしている隠善だけど、高打率を残しているだけあってシュアなバッティングをしていた。ホームランこそ無いけど長打率は4割なので、1番隠善、2番藤村なんてコンビを組ませて見たいとちょっと思わせてくれる。1番がヒットではなく、ツーベースを打てるバッティングが出来れば、藤村で1アウト3塁、もしくは内野安打でノーアウト1,3塁なんてチャンスを作れそうだ。ファーストを守ることもあるし、外野だけではないところをアピールしているようなので、ぶっちゃけ、フィールズをファーストで使うくらいなら、隠善の方がよほど出塁のチャンスがありそうだ。

それにしても夏休みも終わると、ジャイアンツ球場も人が少なくて見やすいね。

もう少しだけ涼しくなると、ほんと快適。

報道ステーションで巨人投手陣の飲み会に潜入ってのをやってたが、澤村のマジメさが良く伝わってくる内容だった。広島でノックアウトくらって、内海の声聞いて泣いちゃったなんてエピソードを聞くと、「よっしゃ!次こそ頑張れ!」と応援したくなるし、若い投手が本当に内海をリスペクトしてるんだなと、この雰囲気を見れただけで内海が”柱”になっていることを充分に感じ取ることが出来た。いつも泣き顔モードのグッさんと明るい久保のコンビもナイスだし、小野の無邪気ッぷりも面白い。性格の違う面々だが、それが逆に良いチームワークとなっていることを感じさせてくれた。ここに、東野、野間口がいたらさらにどうなっていたのか興味があるが、それはシーズン後の別の番組にお任せすることにしよう。