巨人 4-0 中日
対 中日：9勝9敗2分
勝利投手：澤 村 27試合 10勝 11敗 ０S
敗戦投手：伊 藤 ９試合 ２勝 ４敗 ０S
投手リレー
巨人：澤村 捕手：阿部
中日：伊藤→久本→平井→三瀬→鈴木 捕手：小田→松井雅
巨人：
中日：
フジテレビＴＷＯ にて観戦
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首位・中日ドラゴンズとの２０回戦。先発の澤村は立ち上がりから好投を見せ、中日に得点を与えない。これに応えたい打線は三回に阿部のタイムリー二塁打で先制。四回にも４本のヒットを集中させ３点を奪い点差を広げる。リードをもらった澤村はその後も中日につけ入る隙を与えず、４対０で勝利。プロ初完封で１０勝目を手にした
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いや、とりあえず、順位のことは忘れて、
キモチィイ～～～～！！！
ライバル中日との対戦成績をナゴヤドームで五分に戻し、しかも今季初の完封（僅か１安打のおまけつき）。打っては４番が先制打を放ち、澤村と同じ年の若武者が追加点を叩きだし、１０月負け知らずだった中日に痛い黒星をつけた。
こんなゲームが開幕当初にあったなら・・・いや、タラレバは言うまい。
初回、２回とチャンスをモノに出来ず、「おぃおぃ今日も嫌な予感が走るじゃんか！」とドキドキしていたが、澤村が相手に流れを渡すことなくしっかりと中日打線を封じることで、巨人ペースでゲームを進めることが出来た。
今日は伊藤の低めの変化球を見極めるというより、捨ててゆくというチームとしての方針が出ていたんじゃないかと思うくらい、釣られること無く見ることが出来ていた。コーチ陣から指示が出ていたとするなら、今日に限ってはナイス指示。おかげでカウントを取ることが出来ず、配球を狭めることが出来、巨人打線が捕まえる事が出来た。あのラミちゃんですら、１ボール２ストライクのカウントから低めの変化球を見極める事が出来ていた（いつもならかる～く空振っちゃうのに・・・）。
ただ、谷繁だったらどうなっていたかは・・・・わからない
相手バッテリーが苦労することになれば、好調の長野、阿部が打つのも納得で、しかも坂本から亀井、藤村にいたるまでセンター返しを徹底していた。これがねぇ、吉見相手でも出来ていれば・・・ねぇ（涙）
度重なるエンドランなども含めて、原監督が動きまくっていた。これが逆にハマると相手に流れを渡してしまうんだが、それをことごとく澤村が受け止めて、中日に手を出させなかったし、要所要所で打った手がうまくいったのも大きかった。
ただ、鈴木が盗塁死、ゲッツーと今日は力になれず、中日もキャッチャーが松井に代わってからは、巨人打線も快音を響かせることが出来なかったので、望みどおりの勝ち方が出来たとはいえ、後半だけを見ると明日に繋がるとは言いがたい・・・・（望みすぎ？）。
もうひとつ圧巻だったのは、澤村の送りバント。
１，２塁での送りバントはサードでのフォースアウトで結局進ませられず・・・ってパターンが多いのだが、これを見事に決めてくれて、打線に勢いをつけられたことが坂本のタイムリー（といかポテンヒット）を呼んだと言ってイイ。
つまり、今日は投打にわたって澤村のひとり舞台だったと・・・（は、言い過ぎか？）
今日で防御率は１．９７と２点を割り、勝利数も２ケタの１０勝目。新人王候補の中では頭２つ分くらい抜け出たんじゃなかろうか？残り試合を考えると、あと１回か？１０月２２日の対横浜との最終戦を内海、澤村どちらに託すか？という話になると思うが、最多勝のこともあるし、恐らくは内海でゆくだろう。
ただ、今日はヤクルト、中日、阪神と上下のライバルがこぞって負けて、巨人だけが勝利するという願っても無い結果だった。もしも明日、同じような事が起きたら、内海と澤村には驚異の中３日でのローテというのも考えられなくも無い（過去にもあったし）。そうなれば二人とも２試合に登板する事になる。選手の体が心配になるが、ファンとしてはちょっと見てみたい気も・・・・仮に澤村へのチャンスがあと１ゲームだとしたら、次も勝って成績を五分に戻して欲しい。
奪三振は能見にあと５つまで追いついたが、阪神の残りゲーム数を考えると、かなり厳しい数字かぁ。
前回のナゴドの１０回失点０というのから続いて、中日キラーになりつつあるような気がするが、ナゴドのマウンドと相性がいいのかもしれない。仮に巨人が３位で終わるようなことになり、中日とナゴドで対戦することがあるのなら、澤村のこの球場との相性のよさは大きな武器になるだろう。もちろん来季も中日キラーとして活躍してくれる期待もかかる。
冒頭にも言ったが、もっと早くこういう姿が見たかった・・・ただ、今日のこの澤村の姿も、これまでの悔しい経験があっての今だとするなら、投げども投げども援護の貰えなかった今までのゲームもきっとムダではなかったんだろう。
恐らく明日はゴンちゃんが出ることになると思う。今季はゲームを作ってきたゴンちゃんだが、何と言っても復帰登板で、この状況は大きなプレッシャーになるに違いない。今季の悔しさと上でゲームできることの喜びを感じながら投げてくれならいいが、勝たなきゃ！の気持ちが強すぎて空回りすることも充分考えられる。ただ、今日は澤村が崩れる気配すらなく、４点あったということで、中継ぎ、特に山口、久保は軽い投げ込みしか裏でしていないと思う。少しでも休ませられたのは、どうなるかわからないゴンちゃんが明日投げることを考えると結果オーライだったし、そういう意味でも今日の澤村が９回を僅か２時間４２分で投げきったのは非常に貢献度の高い内容だったと思う。
そういや、今日の試合は１０．８か・・・この日は巨人にとって縁起がいいんだなぁ～～～相手も中日だし
（でも、あん時は落合監督は巨人の選手だった・・・）
