ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/6 巨人 4-8 阪神 → ベストな用兵って…何も澤村の時に試さなくても…

巨人 4-8 阪神 対阪神: 10勝 10敗 1分

勝利投手:能見 21試合 9勝6敗0S

セーブ :

敗戦投手:沢村 22試合 4勝9敗0S

投手リレー

巨人:沢村→阿南→福田 捕手:阿部

阪神:能見→加藤→福原 捕手:清水

本塁打

巨人:高橋由8号2ラン

阪神:鳥谷7号3ラン

甲子園球場

NHK BS1にて観戦

(解説 梨田昌孝  実況 渡辺憲司)

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マジック16で迎えた阪神タイガースとの21回戦。先発の澤村は三回までに3点を奪われたが、四回に高橋由の8号2ランが飛び出し、1点差に詰め寄った。しかし澤村は五回に味方の失策から3点を失い、再びリードを広げられた。打線は九回にボウカーの2点タイムリーで食い下がったが、反撃及ばず、4対8で敗れた

Yomiuri Giants Official Web Site

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「(CSに向けて)嫌なイメージをぶつけられるようにしたいと思う」と意気込んでいた澤村と

阿部の熱血指導を受けた坂本

これから先、マジックを減らしてゆき、CSをもにらんだ時、どうしても戦力として中心となって頑張ってもらいたい二人の苦しむ若武者が、この3連戦をきっかけにどう変貌するのか、そこに興味を持っていたのだが・・・・

まさか、坂本をファーストで起用するとは想像もしなかった(汗)

ゲーム後の原監督のコメントは「ベストの用兵」の一点張りで、うまくはぐらかされた感じだが、真意はいったいどこにあるだろうか?

普通に考えると、

・守備の負担を軽減してバッティングの復調に専念させたかった

・寺内をショート、ロペスをセカンドで起用し、緊急時に備える危機管理

・CSで当たるかもしれない阪神に対して、手の内を隠した

あたりだろうか?

少なくとも「今日のゲームは何が何でも勝ちにゆく」という用兵ではないだろう。

一方の阪神は、かろうじてモチベーションをつなぐには、3連勝が必須で、それでも優勝は難しい、むしろ3連敗でもしようものなら、1位を目指すよりも3位とのゲーム差の方が詰まって、背後からの足音が気になり始めてしまうという事態に・・・・

ましてや、前回、ベンチにグローブを叩きつけるほど悔しがった能見の登板とあっては、チームとして「絶対に負けられない戦いが、そこにある」という意気込みだと思う。

昨日、西岡の状態に関して「何とか振れる状態にある」と和田監督が言っていたが、2位でヨシとするなら、むしろ悪化してCSに出れなくなる可能性を考えれば、無理させたくないところだったんじゃないかと思う。

ただ、甲子園に詰めかけるファンに対して、もしくは巨人への負け越しが許されない立場として、起用せざるを得なかったのだろうか・・・

そんな想像を膨らませながらゲームを見ていたが、澤村ファンにとっては「とにかく勝利という結果が欲しい澤村の登板時に、そんな実験みたいなことしなくても・・・」と思ったんじゃないだろうか?

のっけから守備の乱れでピンチを作り、リズムを作れないまま進んでゆくことになった

ストレートのキレは良かったが、いかんせん変化球の制球が悪く、結局ストレートを狙われる羽目になり、粘ってはいたと思うけれど、5回にエラーが絡んでの鳥谷の3ランホームランでゲームの行方は決まってしまった

またもや澤村に取っては厳しい敗戦になってしまい、前回勝てなかったことで2ケタ勝利をあきらめざるを得ず、今日の敗戦で借金の解消も事実上不可能と言って状態になってしまった。

先週のゲーム後に、もう2ケタ勝利という結果にこだわる必要もなくなったので、勝ち星よりもポストシーズンに向けた内容のある投球に専念してくれるといいが・・・と思ったのだが、今日に関しては、その片鱗らしきものは多少見えたと思う。

(同時に課題も・・・・)

むしろ、澤村と同じく勝利から遠かった能見に関しては、正直なところ勝ちをつけるような展開にせず、自信を取り戻せないまま終わらせなければいけなかったのに、とうとう9勝目を巨人戦で献上することになってしまったのが残念

能見から奪った得点が由伸の2ランホームランだけとはいえ、結果的に4点を取ったことを考えれば、何とか3失点で踏ん張れていれば・・・だったんだけどね

(能見もフルカウントに何度もしてて、制球は悪いし、決して調子が良いとは言えなかったし)

タラレバを言わせてもらえれば、ショート坂本、セカンド寺内、2番 矢野という布陣だったら、普通に勝ってたんじゃないかと思うだけに、澤村は可哀想だった

(せめて今日の亀井は全然タイミングがあってないと思えば、途中で早々に矢野にスイッチというのもアリだったと思う)

さて、懸案の坂本だけれど、個人的にはかなり上向いたと思う、特に4回のヒットは前目でさばきながら、何とか体重を残していて、悪かった時と比べたら随分と印象が違う。

取りあえず2本出たし、明日に繋がる結果が残せたんで、また楽しみが増えた

(だからといって、打順はまだ変えなくていいからね)

今日の敗戦を前向きに考えるなら、結局のところショート坂本の代えはいないというのと、ロペスのセカンドは(慣れない土のグラウンドというのを差し引いても)、接戦では使えないという事がハッキリとわかったというのが収穫と言えば、収穫か?(涙)

(んなことは、わかっていたことだけど)

9月はまだ1勝もしてないのに、気が付けばマジックがどんどん減っていたという状態になってて、その意味ではDeNAに感謝・・・(苦笑)礼も込めて、個人的には大好きな中畑監督のためにも、阪神を3タテして、3位争いだけでなく、2位争いも見えてくるような展開になることを望んでいたのだが・・・(今日もDeNAは勝ってたしね)

明日の藤浪に関しては、阿部は三味線弾くというような事をチョろっと冗談交じりに言っていたようだけど、対戦成績は5分に戻ってしまったので、心情的には阪神に勢いをつけないためにも、藤浪はしっかりと攻略してほしいところ。このまま甲子園で(東京ドームでもだけど)負け知らずという結果でシーズンが終わってしまわないよう、ここは巨人打線がしっかりと土をつけるつもりで挑んでもらいたい。

いやしかし、今日はサッカー、大谷 vs マー君、18Uのキューバ戦も見ながらの4チャンネルをザッピングだったので、非常に疲れた・・・

それにしても、昨日の韓国戦はともかく、キューバにまでコールド勝ちするとは思わなかった・・・それにしても、安樂もスゴイけど、今回の18U代表メンバーは投打に非常にバランスの取れた良いチームだな、松井がいいのはもちろんだけど、W高橋に山岡と相手を寄せ付けないピッチャー揃いだし、打つ方はこれまたW森を中心に皆が木製バットにも関わらず振れている。甲子園組は大会が終わって間もないという事で、試合勘も体も良い状態で臨めていることもあるだろうけど、8日間で9試合という甲子園大会以上の強行日程の中、無敗で決勝進出を決めるとは思わなかった。

(去年の悔しいゲームを見ているだけに)

ヘタしたら六大学にも善戦するんじゃないか?いや、プロ相手にも互角に?なんて思えるほど、チームとしてまとまっているし、誰もが4番を打てるほどのスラッガー揃いながら、逆方向を意識したチームバッティングに徹しており、さらに長打も絡められ、文句のつけようがない。

個々の身体能力では欧米、中南米には負けるけれど、18Uあたりだと、幼いころから守備練習や小技をしっかりと叩き込まれている日本の高校球児の守備力は際立ってるな、他国がポロポロエラーしたり、連係ミスが多かったりするのに比べて、何とか堅い野球をすることか・・・まさに、これが日本野球ってのを世界に見せつけてる感じだわ

こりゃ、メジャーのスカウトが色めきだつわけだ

侍ジャパンのユニフォームを着て代表として戦っているのだから、もっと陽の目を浴びさせて欲しいと思っていたが、日曜日の1、2位決定戦になってやっとこさ地上波で緊急放送が決まった。

明日、明後日とアメリカとの連戦になるが、正直なところ、明日は負けてもいいので、相手のデータ取りと選手を休ませる事に専念して、決定戦で思いっきり暴れて欲しい・・・とつい思ってしまうが、選手たちは全勝で世界一になりたいって言ってるので、明日も全力でやるんだろうな・・・ま、泣いても笑ってもあと2試合、悔いを残さないように、そしてケガをしないように頑張って欲しい

友情と青春の少年ジャンプ世代には、昨日の敵は今日の友って感じの、今の代表メンバーがキン肉マンの悪魔将軍戦や、キャプテン翼ワールドユースなどとダブって、つい熱くなってしまう(年がバレるな・・・(汗))

(管理人:みんぐ)