ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/29 巨人 6-0 楽天 → やべ…釣られて泣きそうになったわ、今日からが開幕だ!

巨人 6-0 楽天 →  対 楽天:1勝1敗0分 東京ドーム

勝利投手:内 海 10試合 1勝 5敗 0S

セーブ :

敗戦投手:辛 島 10試合 3勝 6敗 0S

投手リレー

巨人:内海→山口→マシソン 捕手:阿部→小林

楽天:辛島→宮川 捕手:嶋→小山桂

本塁打

巨人:村田7号ソロ、セペダ3号満塁

楽天

日テレG+ にて観戦

解説:水野雄仁 実況:河村亮

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東京ドームで行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとの2回戦。巨人は二回に村田のソロ本塁打で先制すると、五回にも井端のタイムリ二塁打で追加点を挙げ、主導権を握った。今季初勝利を目指す巨人先発の内海は、落ち着いた投球で7回無失点の好投。さらに七回裏にはセペダが満塁弾を放ち、試合を決定付けた。終盤はこのリードをリリーフ陣が守り切り、6対0で巨人が勝利。開幕から10試合目の登板で、内海が初白星を挙げた

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もうね、今日はネガな意見はやめよう!

いつも貴重なコメントをくださるコメンテーターの皆さんも、今日ばかりはポジの方向で!

今日の内海はストレートが良かった!(辛島も良かったけど)

136km/hのストレートで空振りを取る場面は内海の真骨頂だし、先頭バッターの出塁を4度も許しながら粘り強く無失点で抑えるのは、本当に調子が良い時の内海のピッチング

前回登板の時にもう内海には完封で抑えるしか勝つ道が残されていないのか!?と書いたけれど、本人も今日は1点もやらないつもりで投げていたに違いない

そして、内海らしくその通りのピッチングで鬼門の6,7回もしのぎ、念願の今季初勝利を手に入れた

何より腫れ物にでも触るように気を使っていただろう、奥さんと子どもたちが一番喜んでいたんじゃないかと思うけど、いえいえ、一番喜んだのは我々ファンっすよ!って言いたくなる

(例えは悪いが)10日間便秘がちで、どうにもスッキリしなかったが、気持ちよく出せたんで、明日からまた今まで以上に頑張れる!って感じだろうか?

恐らくナインを奮い立たせたのは6回、違和感を感じて一度ベンチに引っ込んだ場面

ここまで勝たせたくて、例年以上に長いイニングを投げさせたこともあるし、内海本人も知らず知らずのうちに身体をいじめていたかもしれない、1点先制してもらったことで必要以上に力が入り、疲れが早く来たのかもしれない

1点とはいえ勝っていたし、普通の原監督なら即交代させていただろう、あくまでも私の想像だけど監督・コーチは大事をとって、ここまでにしとくか?みたいなニュアンスの事は言ったんじゃないかと思う

それでも出てきて6回を抑えたことが、打線のもやもやを吹き飛ばし、井端のタイムリーを読んだと思う

さらに7回には内海らしいフィールディングで送りバントを阻止し (ダッシュも良かったが、取ってから投げるまでのまぁ早いこと)、さらにはゲッツーでピンチを凌いだあとのガッツあふれる表情が完全に攻撃陣に火をつけた

長い間のどに詰まっていた骨が取れたようなスッキリ感が松本の絶妙のセーフティ (良い投手を崩すための策のひとつだね、今後もチャレンジして欲しい) からエラーの借りを返す中井のヒット、目の前で敬遠されるという屈辱に燃えたセペダのダメ押し満塁ホームランとこれまでの便秘がちな元気の無さが嘘のような気持ち良い点の取り方に繋がったと思う

今夜はこれまでのような悔しくて眠れない夜ではなく、嬉しさと安堵と興奮とで眠れない夜を過ごしているんだろう。ナインの喜んだ顔や球場の盛り上がりを見るにつけ、やはり愛されてる選手なんだなということをつくづく感じた1勝で、本人も 「勉強になった、忘れられない1勝になった」 とコメントしているように、ここまでの苦しさと今日の喜びはキャリアの中でも1、2を争う思い出深いゲームになったことだろう

(もちろん、我々の心にも深く残ったし、少なくとも今シーズン最も嬉しかった1勝だった)

攻撃陣に目を移すと、日シリでやられた辛島相手に、昨日の則本同様やられた感はあったし、何より変化球を意識すればストレート、ストレートで来るかと思えば変化球とうまくリードされていた。

村田のホームランに関しては、まぁ何かのきっかけになればいいとは思うが、真ん中高めのストレート・・・これを打たなきゃ打つたま無いじゃん!というようなボールだったので、それを一発で捉えたことは評価出来ても、正直次に繋がるとは現段階では思えない。 (その後のサードゴロ、ピーゴロを見ると余計に・・・ね)

ただ、結果が出ないよりは出たほうがイイに決まっているので、次の試合の村田に期待したい

そして右打席初安打が満塁ホームランとなったセペダ

正直、1、2打席の三振を見る限りは、もうヤバいと思った。

来日してしばらくはじっくりとボールを見ていて、十分に引きつけてから速いスイングで四球とヒットを打っていたが、右打席が絡むようになってから、結果を欲しがるようになり、どんな球にも身体が反応して追いかけてゆくような場面が見られ、来日した助っ人外国人が往々にしてハマることではあるのだが、こりゃしばらくはダメかな?と思わされたのだが、7回は (恐らく)裏をかいたつもりだっただろう嶋の配球が裏目に出て、スタンドインすることが出来た。

右打席で結果を残せたことで、少しでも気が楽になってくれればいいが、外スラに簡単に引っかかってスイングしてしまうところを見た他球団のスコアラーは、これから先はインコースへそうそう簡単に投げてくれそうにないし、徹底してアウトコース攻めにきそうなんで、むしろ試練はこれからかもしれん・・・ってのを同時に感じてしまったかな

今週の週刊ジャイアンツで 「出た時はインパクトのあることをしたいと思ってます」と言っていた井端が本当にインパクトのある貴重なタイムリーを打った

アレも嶋の配球を読みきった一打だったと思うけれど、私の中での去年の流行語大賞ノミネート 「井端の右打ち」が頭にあった中での、引っ張りはさすがベテランらしいナイスバッティングでした。ポイントポイントで出場しては、それなりに結果を出していたと評価している井端だけど、慣れないファーストで先発出場し、2安打出来て貴重なタイムリーも打ったことで、また気持ちも新たに今後のゲームに入っていけるんじゃないかと思う

そして↑でも書いたけど、松本のセーフティは見事だった

良いピッチングをしている投手を相手に、チャンスメークをするには何をしたら良いか、自分の長所を最大限に生かすことを考えた判断だし、何より転がした場所が絶妙だった。

まぁ次からは相手も今まで以上に警戒してくるだろうけど、仮にアウトになったとしても、相手投手を動かすという事では十分に意味のある打席になるし、成功すれば相手に与えるダメージも普通のヒットよりデカいので、これからもどんどんチャレンジして欲しいと思う

最後に満塁ホームランの後の坂本の「これで勝てるね!」みたいな茶化しに対して、内海の「何言ってんだよぉ~」みたいな返し (実際はどうだったかわからないけど、私にはそう見えた)が微笑ましくて、やっぱりゲームってのはピッチャーが抑えて、打つべき人が打つと空気が良くなるなって実感した

とりあえず杉内の状態も問題無さそうだし、澤村も順調に仕上がっている。橋本、アンダーソンのリハビリも順調だし、この交流戦さえ乗り切れば、その後には明るい未来が待っている・・・と思わせてくれるというか、勇気をもらった1勝になったことは間違いない

あ、そうそう、愛読者なに?って聞かれたら間髪入れず「あぶさん」って応えてしまう私にとって、昨日今日の楽天の監督代行 ”佐藤義則” が指揮する姿ってのはルーキー時代の彼のあぶさんのエピソードと今井雄太郎と双璧をなす「酔拳」を知ってる身としては、ある種、感慨深いものがある

(って言って、話が通じる人も少ない?)

管理人:みんぐ