ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/12 巨人 8-7 DeNA → 言いたいことはわかるよ!でも、素直に喜んどこ!

巨人 8-7 DeNA → 対 DeNA:10勝8敗0分 東京ドーム

勝利投手:内 海 3試合 1勝 1敗 0S

セーブ :澤 村 44試合 5勝 3敗 26S

敗戦投手:三 浦 12試合 4勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:内海→宮國→山口→高木京→マシソン→澤村 捕手:加藤→小林

DeNA:三浦→高橋→長田→エレラ 捕手:嶺井

本塁打

巨人:堂上3号満塁

DeNA:白崎5号ソロ、筒香16号ソロ、バルディリス10号2ラン

日テレG+ にて観戦

解説:江川 卓 実況:蛯原 哲

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東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの18回戦。巨人打線は1点を追う四回に阿部、長野の連続タイムリーで勝ち越しに成功。さらに代打・堂上にプロ初となる満塁ホームランが飛び出し、打者一巡6得点でDeNAを引き離す。先発の内海は、六回途中4失点で、勝ち投手の権利を得てリリーフ陣に後を託す。その後は、七回に長野の2点タイムリ二塁打で試合を決定付けたかに見えたが、リリーフ陣の乱調で1点差まで詰められる。しかし九回は、守護神・澤村が三者凡退で試合を締め8対7の接戦を制し、DeNAに連勝。内海は今季初勝利を挙げた

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みなまで言わなくてもイイよ!だいたい言いたいことはわかる

5点差つけたなら、その差をキープして勝ち切れよ!とか

筒香に打たれすぎ!とか

吉川せっかくチャンスを貰ったのに急に元気なくなったぞ!とか

何であそこで阿部に突っ込ますねん!っていうか阿部ももう少し早く走れんのか!とか

マシソン、まともにストレート狙われすぎ!とか

カトケン、後ろにそらしすぎ!とか

片岡ぁ一発でバントきめろやぁ~!(結果的には点に繋がったけど)とか

やっぱDeNA戦怖すぎ!などなど・・・・・

あれ?意外に多いな(笑)

まぁね、確かにツッコミどころ満載のゲームだったよ、愚痴りたい事も沢山ある、でも、昨日、内容よりも結果が大事って言ったけど、今日のゲームこそ

内容よりも内海が勝つという結果が最も大事!

な試合でした。

なので、ここからは愚痴りたいところには目をつぶり、良かったところだけを思い出したい

まずは何と言っても内海!

謎の奇病「足つり」が今日も発症するんじゃないか?と我々ファンはもとよりだけど、恐らく一番本人が気にしながらの投球だったと思う。2度あることは3度あるのか、3度めの正直でちゃんと投げきれるのか、正直なところ結果よりも責任回を投げきれるのかどうかっていう事が一番気がかりだった

要所で甘く入ってしまう場面もあったけれど、それは番長も同じだったのでおあいこってことで、大目に見てあげたい。それよりも、ストレートが球速以上にキレていた事が一番の収穫だったと思う。あれがなければ、チェンジアップもカーブも生きてこないわけで、内海の生命線。大歓声の中での緊張するマウンドで不用意な部分もあったけれど、今日勝ったことで次回からは余裕を持って投げられるだろうし、そもそも年齢的な衰えから出番が無かったわけではないので、身体さえ問題無いのであれば、あとは1軍での実戦感を戻すだけ。

何より、内海を勝たせたいという、選手たちの思いが一丸となっている空気が良かった!ヒーローインタビューも含めて、誰からも慕われている内海の人柄が表れているし、やっぱりベンチに内海がいるといないとでは、投手陣だけでなく野手陣にも影響があるんだということをヒシヒシと感じた

反省点はあれども、ベンチ内の空気は非常に良くなっただろうし、何よりも今シーズンずっと肩の上に乗っかっていた得体のしれない重荷みたいなものが取れたきっかけになったかもしれないと思えば、明日以降にも繋がる貴重な1勝だったと思う

攻撃陣では言えば、まずは4番の阿部

決してまだ復調したとは言えない阿部だけど、残り試合も少なくなってきた中、原監督はこの先阿部を4番に置いて戦い続けるんだというような覚悟みたいなものをオーダー発表の時に感じた。もちろん、これから先のジャイアンツにおいて阿部の後継者づくりは必要だし、現状ではその筆頭に長野がいなければいけないのだが、ここに来て開幕当初に4番ファースト阿部を公言した原点にかえったのだと思う。

つまり、これから先、勝利も敗戦もその責は主将の坂本と4番の阿部が背負ってゆくということであり、この二人がダメだったら優勝できないというわかりやすい図式になってゆくのだな・・・と

まぁ、確かに坂本、阿部、長野という並びは左右のバランスから言っても安心感はあるし、彼らが期待通りの結果を残してくれるのであれば、他球団と比較しても決して見劣りはしないクリーンアップとなる。その前に、絶好調の立岡と経験豊富な片岡 or 井端がいて、長野の後ろには村田、そしていずれ戻ってくるであろう亀井が並んでくれれば、オーダーとしては盤石になる。

まだまだ不安の方が大きい阿部のバッティングだけど、監督が腹を括ったのだとしたら、応援する我々も信じてついて行くしか無い。

(といって、まだコロコロ変わる可能性もあるんだけど・・・)

そして3試合ノーヒットから猛打賞+3打点の長野

今日の長野は球に逆らわず強引にならないところが良かったし、逆方向を意識するというよりもセンター返しを意識していたのが見えて、「そうそう、長野のバッティングってこうなんだよ!」というのを思い出させてくれたスイングだったと思う。4番から外れたことで少し気楽になったのか、ただただ内海を勝たせたいという思いが邪念を祓ったのかわからないけど、長野は配球を読んで打つタイプではないだけに、集中力が打席で増して、甘い球が来た時にしっかりとボールを捉える事ができるかどうかがキーだったのだが、今日の3安打はいずれもそれしか打つ球が無かったというコースを上手く打ち返していた。

軽く打ったように見えるスイングでもバックスクリーンに飛ばすくらいの握力がもともとあるバッターなので、変に力まず、目線を上げて甘い球だけを待ち続ければ、今日のような活躍はまだまだ出来るはずだから、この猛打賞で何かを思い出して、それを明日以降に繋げてくれる事ができれば、チームの得点力は飛躍的に上がるはず

もちろん満塁ホームランの堂上も良かった!

パワーは人並み以上にある選手なので、ミートを心がければ必然的に外野の頭を超す打球は打てる選手。今日の何が良かったって、まずは長野と同じく、逆方向をしっかり意識していた事と、満塁の場面の初球を逃さなかったこと、一瞬身体が泳いでいるように見えて、左足がしっかり残って体重をボールに乗せられたことがスタンドに入った要因だったと思う。

代打で出ることが多いので、どうしても結果を欲しがってリキんでしまうバッティングが多かったけれど、外野フライでも良い場面というのもあったけれど、球に逆らわずに打とうとした結果がプロ入り初のグランドスラムになったことで、打席で必要なものが何だったのか、思い出すきっかけになったのなら、非常に価値ある一発だったと思う

すぽるとで仁志も言ってたけど、次の打席も同じ気持ちで打てていたら最高だったのに・・・)

あまり今日は残念なことは言いたくないけれど、せっかく2試合連続でチャンスを貰った吉川がパッとしなかったのは悲しかった。恐らく今日の結果を受けて、明日は(ケガとかが無いのであれば)村田がスタメンに復帰するんじゃないかと思うけれど、昨日、今日と結果を出していれば、しばらく右投手相手の時はスタメン起用してもらえる可能性があっただけに、本人も悔しいだろうけど、見ている私も悔しかった

ゲーム前、今日の内海には勝ち負けは求めず、QSさえ達成してくれれば良いと思っていたのだが、思いとはうらはらにQSとはゆかなかったけれど、勝ちを拾ってくれた。

マイコラスと菅野で2勝1敗を予想していただけに、2つ勝つと明日の菅野に3タテを期待したくなるし、菅野本人も内海の勝利を受けて、モチベーションは上がっているだろう。週末の対戦はヤクルトと阪神の上位2チームが戦うので、このDeNA戦で3タテ出来れば週末は最悪1勝2敗でも上位に置いて行かれることは無い可能性が高い

(一番怖いのは阪神の対ヤクルト3連勝)

そして8月のラスト2週は平日ローテが東京ドームでの阪神戦と、翌週に神宮でのヤクルト戦。この2カードの結果次第で大きく離されることもあれば、一気に抜け出すチャンスも生まれるわけで、そこに全力でぶつかるためにも、まずは明日の菅野がエースらしいピッチングで勝利をおさめ、週末の中日戦で勝ち越すことが出来れば、先日の広島戦のいや~な思い出をすっかり忘れて、気分よくドームに阪神を迎えることが出来る。

だから、2勝したから明日は少し楽に見れる・・・ってのでは無くて、2勝したんだから明日こそ落としちゃいけない!って気合入れて応援しなくちゃいけないゲームになったんだと言うことを肝に銘じて応援することにしよう!

でもね、今日は素直に皆で喜ぼうよ「内海おかえり!」って

(ゲーム後の整列で澤村と抱き合ってる姿が印象的だった・・・(涙))

管理人:みんぐ

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