ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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9/3 巨人 4-2 広島 → 内容はともかく勝ったという事実が大事!

巨人 4-2 広島 → 対 広島:9勝9敗1分 群馬県立敷島公園野球場

勝利投手:小 山 12試合 5勝 1敗 0S

セーブ :マシソン 53試合 6勝 5敗 22S

敗戦投手:前 田 22試合 10勝 8敗 0S

投手リレー

巨人:小山→香月→山口→西村→マシソン 捕手:阿部

広島:前田→永川勝→戸田 捕手:石原→倉

本塁打

巨人:長野11号2ラン

広島:ロサリオ10号ソロ

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解説:池谷公二郎 実況:河村亮町田浩徳

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断続的な雨の中、前橋で行われた広島東洋カープとの19回戦。巨人は四回、先発・小山がソロホームランを浴びて、広島に先制を許した。しかし五回、代打・井端が広島先発の前田から2点タイムリーを放って逆転すると、長野にも2ランが飛び出し、この回だけで一挙4得点。試合の主導権を奪い返した。終盤はリリーフ陣が毎回のようにピンチを背負ったが、決定打を許さず、巨人が4対2で勝利。広島とのゲーム差を「3」に広げた

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振り返ってみれば得点チャンスは5回だけ。そりゃ確かに原監督の言う通り、本当に勝ったのかな?と思ったとしても仕方ない。

マエケン vs 小山という時点で、実績から言えば厳しい戦いになるのは予想がついていたけれど、こちらの予想を上回るほど小山が頑張ってた。5回を投げて被安打は3、失点はロサリオのホームランだけで、コンディションの悪さを考えれば内容的には文句のつけようがない。味方が早い内に得点していれば、今日なら7回くらいまでは危なげなく投げてくれるんじゃないかと思ってしまうほど

先週の阪神戦でもピッチング内容は決して悪くなかったし、ここまで12試合に投げて防御率 2.60は非常に良い。現在、セ・リーグ防御率ランキングが菅野の 2.58が1位なので、登板数の少なさ(イニングが菅野の半分だし)を考えれば同じ土俵で比べるのは難しいが、12試合に投げて負けが1しかないというのは驚異的

フォークというわかりやすい武器もあるし、去年までとは違う制球力も身につけた。あと足りないのはスタミナと度胸だけかな。もっと引き出しも欲しい気はするけれど、それはこれから経験を積んで手に入れてゆくものなので、今はコレでいいか

っていうか、ローテが微妙な今の時期において、小山の存在は非常に貴重なものになっているので、とにかくケガだけには気をつけて、このままポストシーズンまで戦力として居続けて欲しい

さて、雨のマツダスタジアム以来の対決となるマエケンとの戦い。

「おぃおぃまた雨かよ!」というツッコミを巨人ファン、広島ファン共にしていたと思うけれど(笑)あの戦いをもう一度!いや、アレを越えてマエケンらしいピッチングを!という声が聞こえてきそうなスタートだった

にしても、さすがマエケン。前回の戦いを糧として、しっかりと修正してきている。これは、ちょっとやそっとじゃ打てんなぁとため息をついていたのだが、まさか5回にあんなチャンスが舞い込んでくるとは思わなかった(汗)

5回を終了すれば、ゲームは成立する。4回に先制していた広島にとって、いつ雨でコールドになるかもしれない状況下では、とっとと5回を終わらせて、リードしたままゲームを成立させたいと思っていたのかもしれない。それじゃなくても、マエケンにとっては良い思い出のない雨の巨人戦だし、あの回だけホンの少しだけど隙を見せたとしても不思議ではなかった。

昨日原監督に苦言を呈された村田がロペスに続いてヒットを打ち、それまで好投だった小山を下げて代打を出すという勝負に出た采配が的中し、井端のしぶいタイムリーを呼び込んだ。長野のホームランは、決して甘い球では無かったと思うけれど、すでに流れが変わりかけていたところで、1、2の3とドンピシャのタイミングで打った長野の勝負強さが光る一発だった

こうなると、逆にココでゲームが終わってしまっては成立しないので、もうサクサクとこの回を終わらせてしまえ!という気持ちと、不安な中継ぎの事を考えたら、まだまだあと1~2点は欲しい!という気持ちとの間で揺れてくる。坂本が出ただけに阿部には「早いカウントでスタンドに放り込んでくれ!」って期待していたんだけど、さすがにそこまでうまくはゆかないか(汗)

結果的には長野2ランが決勝点となり、連夜のお立ち台ってことになるのだが、いやぁ本当に大事なところで帰ってきてくれてよかったわ。昨日もそうだけど、今日も長野、亀井がいなくて、隠善、矢野だったら・・・と思うと、ちょっとゾッとするものがある

(隠善も矢野も良い選手だけどね、とはいえ首位攻防戦のスタメンとしては、やはり弱い)

最悪、負け越しは覚悟していただけに、この連勝は正直言って予想外

だけど、ギリギリで首位を明け渡さない巨人の強さを見せてくれたゲームとなったと思う。去年なら、7回の時点で巨人がリードしていれば、出てくる順番はともかく、スコット鉄太朗の影がチラついた時点で相手チームの勢いは止まる。ましてや3点差となれば、心が多少は折れてしまってもおかしくなかったのだが、今シーズンに関しては、状態の良い先発を攻撃の絡みで途中降板させると、悲しいかな相手チームは俄然色めきだってくる。

今日もスコット鉄太朗は誰もがピンチを背負い、いつ追いつき、追い越されても不思議ではなかった。よく踏ん張ったという見方もできるが、12安打しながら2得点だったカープ打線の詰めの甘さに助けられたところがあったのも事実。優勝争いのプレッシャーがそうさせたのかはわからないけれど、正直なところ助かった・・・と思っていた人は私も含めて、多かったのではないだろうか?

明日は宇都宮に移動しての澤村 vs 福井

勝率の割には、いつも打ちあぐねている印象の強い福井を相手に、前回、完封劇を見せてくれた澤村が、何かを掴んでさらに一皮むけるのか、それとも前回の反動で炎上するのか、どっちに転ぶかによって勝敗は変わってくるだろう

個人的には負けられないプレッシャーを背負ったほうが澤村には良いのかもしれないと思ってはいるが、目標の対広島3連戦の勝ち越しを決め、ここまで仲良くお付き合いしてくれていた阪神が今日は負けたことで、気持ちの上では少し楽になったわけで、それが良い意味で澤村の緊張をほぐしてくれるとしたら、7月6日以来の同一カード3連勝(この時は中日)というのも見えてくるかもしれない

管理人:みんぐ

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