ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/1 巨人 5-4 中日→確かに良い風が吹いてる!終盤になるほど発揮する強さが今日も見えた

巨人 5-4 中日 → 対 中日:9勝6敗1分 東京ドーム

勝利投手:宮 國 22試合 2勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:福 谷 42試合 3勝 4敗 19S

投手リレー

巨人:高木勇→宮國 捕手:小林

中日:ネイラー→田島→又吉→福谷 捕手:桂

本塁打

巨人:阿部9号ソロ、小林1号ソロ

中日:平田11号ソロ、ルナ7号2ラン

日テレG+ にて観戦

解説:堀内恒夫 実況:佐藤義朗

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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの16回戦。巨人は2点を追う六回、阿部と小林のソロホームランで同点としたが、続く7回、先発の高木勇がルナに2ラン浴び、再びリードを許す。2対4で迎えた九回、巨人は代打攻勢で一死満塁のチャンスを作ると、片岡がタイムリーを放って1点差に。なおも一死満塁の場面で、キャプテン・坂本が左中間にタイムリ二塁打を放ち、今季5度目のサヨナラ勝ちを決めた。試合後、阪神が敗れ、巨人が首位に浮上した

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例え勝ちパターンと言えど、ベンチに流れる空気の差が、最後には効いてくるって思いながら、2点ビハインドの最終回を見ていたけど、昨日書いたとおり「終盤になるほど守備も攻撃も厚みが増してくる」という言葉通りの逆転サヨナラ勝ちだった!

先週までの「せいぜい取れて1試合3点」という流れから一転して、上昇ムードにある今週だったので、例え最終回に2点のビハインドがあったとしても、打ってチャンスを作るか、相手が慎重になりすぎて四球でも出そうもんなら、ひっくり返せない点じゃないなって思いで見ていた。

昨日の3ランから今日ヒットを1本打っている村田を思い切って堂上に代えたのは、かなり勇気のいる判断だったと思うけれど、去年まで在籍していた古巣相手ということのモチベーションや打った後の走塁面、さらには、やはり右腕投手に対しての村田の信頼感などが相まっての代打だったのだろう。残念ながらセンターフライに終わってしまったけれど、その後出てきた由伸は冷静だったし、2試合連続でスタメンを外れた立岡は燃えていた。

解説の堀内氏も褒めていたように何と言っても光っていたのは橋本の四球。立岡がヒットで繋いだので、橋本も積極的に打ちたくなるところだけど、最後の最後、しっかりと我慢してボールを見極めていた。すでに福谷はピンチとなって緊張はMAXだったろうし、四球を出したとなれば完全に後ろの打者にとって有利になる。それをわかっての見極めだったとしたら、ファームで再調整したことで橋本はまたひとつレベルが上がったのかもしれない。

満塁となれば、2点差であっても押し出しは避けたい福谷は、いっぱいいっぱいになってしまったところでの片岡の渋いタイムリー、そしてストライクを投げたい投手心理を読んでの坂本の積極的なバッティング・・・最終回の逆転劇は、立岡のヒットと橋本の四球がしっかりとお膳立てしたことによるもので、お立ち台には片岡、坂本の他に立岡と橋本も上げたいくらいの打席だったと思う

初モノ、ムービングボール、緩急と巨人打線が苦手な要素が3つも詰まったネイラーは、本当に打ちにくい投手だった(まぁそんだけ詰まってりゃ巨人だけでなくどこも苦労するか?)。ランナーを出すと投球がバタバタするという欠点はすぐにわかったものの、3、4、5回ともチャンスを作ったのは2アウトからという流れの悪さで、なかなか点を奪えないもどかしい序盤から中盤だったと思う

球威で押してくるタイプでは無いので、読みとタイミングさえ合えばと思っていたけれど、6回の阿部のホームランはともかく、小林のホームランはこちらとしても予想外だったのでアレは本当に大きな1点だった。相川が離脱して、守備面よりも攻撃面でのビハインドが大きいなと思っていたのだが、今日を含めて過去6試合でノーヒットだったのは1試合だけ(それも2打数0安打)で、3打席ないしは4打席たった試合は1本は打っているので、2割5分は打てていると思えば、現状では攻撃面でビハインドになっていないし、盗塁を刺す成功率、相手走者が走るのを躊躇う確率を考えれば、相川離脱の穴を(ここまでは)充分に埋めている

ツーシームを投げてくる投手なので、出来ればカスティーに1本くらい打って欲しかったけど、ちょっと惜しかったセンターフライがあったので、ノーヒットではあったけれど、まぁ見ている側としては収穫はあったとしようか

長野が打てない時は坂本、片岡が、片岡が打てない時は長野が、みたいに誰かが不調でも誰かがカバー出来る打線が少しずつ戻ってきている気がする

(坂本は立場上、誰が不調でも何とか結果を出し続けないといけないが)

今週は5試合で29得点(うち3点以下だったのは30日の試合のみ)と、先週の最高で3点だった状況とは一変しているのが何よりも嬉しい

打線に関しては、相手投手が少しでも良ければ一挙に打てなくなるので、今日まで良かったからといって明日からも良いとは限らないけれど、少なくとも2点ビハインドくらいで終盤になったとしても完全に諦めるような状況では無くなった。今日のようにビハインドでも宮國が粘り強く投げれば逆転できるという雰囲気になれば、宮國、高木京、笠原、香月といった投手たちのモチベーションも今まで以上に上がるだろうし、勝ちパターン以外の投手の構成も非常に大事になってくる

(過去の優勝時も勝ちパターン以外の中継ぎに勝利がつくケースは意外に多かったし)

ハヤトゥーは前回の勝利で勝ちのバイオリズムに入ってくれるかな?って期待していたんだけど、平田へのホームランはまぁ多めに見るとしても、6回の四死球2個は非常に痛かった。先に1点を取られた事で必要以上に慎重になってしまったのかもしれないけれど、疲れの見えてくる6回、7回でも自分を信じて強気のピッチングが出来るようになれば、さらにもうひと皮むけたピッチャーに成長するだろう

ルナに打たれた2ランも、次の平田に打たれていたからという消去法で勝負に行ったんだろうけど、それならそれで、あそこで瞬間的にギアをあげられるような術も身につけなければいけない。次の平田には2球連続でアウトローにキッチリコントロールされたボールを投げれていただけに、やはり問題はメンタルなんだと思ったし、本人も痛感したのではないだろうか?

苦言を呈したいのはやまやまだけど、まだ1年目のルーキーだし、シーズン終盤に向けて、またひとつ大事な経験をしたと思ってみてあげるのがいいかな?敗戦投手になるところをサヨナラ勝ちに救われて負けがつかなかったことで、勝てなかったけど「持ってる男」の流れが少し戻ってきたか?ってポジティブに考えることにしよう

今日はジャイアンツ球場に「週刊ジャイアンツ」の面々が来るって案内があったので、仕事が無ければ行きたかった・・・・でもしっかり録画して、さっき見終えた。岡本のプロ第1号のホームランが現地で見れた人はラッキーだったなぁ(それも安楽から)。ケガで離脱なんてのもあったけれど、入団以来、ここまでは順調にきていると思うし、身体も見る毎に大きくなっている気がする。まだまだ育ち盛りだし、これからさらに厚みがましてくるかと思うとちょっと楽しみ。

普通なら高卒ルーキーは3~4年位は我慢したいところだけど、坂本の例もあるし、守備さえ何とか見れるようなところまで来れば、早ければ来年にも1軍の打席に立つ姿が見れるかもしれない

(仮にチームがリーグ4連覇を決めたとしたら、残り試合数によってはお試しのチャンスがあるかも・・・・)

昨日、阪神とヤクルトが星を潰し合ってるうちにサラっと首位に立って・・・なんて書いたけど、昨日の今日で首位に立つとは思わなかった(笑)って喜んでると、明日にはまた首位陥落なんてこともあるけど(汗)

ってことで、明日のゲームだけど、田口 vs 若松だが、どちらも相手にとって初対戦となる若武者対決。今シーズンの成績で言えばどちらも同じような内容なので、打線がどれだけ援護してやれるかの勝負になるだろう。ルナ、平田、和田という長打のある打者に今日は打たれているので、明日も東京ドームだし不用意な一発だけには気をつけながらも、逃げのピッチングだけはしないように頑張ってもらいたい

管理人:みんぐ

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