ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/23 巨 5-3 広島 → 坂本が心配だ…井上復帰で投手陣は段々揃ってきた。

対 広島 4勝6敗0分  マツダスタジアム

勝利投手:横川 (4勝4敗0S) 
セーブ :大勢 (2勝0敗14S) 
敗戦投手: 九里 (5勝3敗0S) 

・投手リレー
巨人:井上→横川→菊地→中川→大勢 捕手:大城
広島:九里→森浦→大道 捕手:坂倉

本塁打
巨人:吉川 2号(2回表ソロ)、岡本和 18号(4回表ソロ) 
広島:坂倉 6号(9回裏ソロ) 

日テレG+ にて観戦 解説:山本浩二野村謙二郎 実況:小野宏樹
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230623_31021_1/)
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4日間の休養期間を経て、再開されたペナント


奇しくも1、2位対決、3、4位対決、5、6位対決という形でのスタートで、巨人としては上位同士が潰しあう間に、ひたひたと迫ってゆきたいところ。
再開催後の開幕と言っていい初戦に指名されたのは井上


我々ファンからすれば、ようやく!って思いが強く、ここに完全体の堀田が戻ってきて、ようやく開幕前に想定していた戦力に近くなるかなと。
監督のコメントを聞く限り、球数制限で途中降板したようですが、復帰戦としてはまずまずですね。本人も緊張してたでしょうし、色んな思いがつまった投球だったと思うので次回登板でどうなのかが問われるかと思います。


何とか5回まで投げさせてあげたかったですが、最初から横川がバトンを受けることは決まっていたでしょうから、勝利投手の権利どうこうよりも、与えられたイニングを投げ切ったことが収穫です。


後を受けた横川は、本来なら金曜の先発で調整していたでしょうから、複雑な思いもあったでしょうが、先発候補の他の投手もこれから上がってきて、ローテ争いが過熱してゆくことになりますから、存在感を見せなければいけません


いきなり守備でやらかして、珍しく四死球も3個出してしまったので、ちょっと気合が空回りしそうになりましたが、併殺で切り抜け、結果的に無失点でバトンを渡し、4勝目を手に入れることが出来ました。
まだまだ課題は多いですが、「課題が多い=伸びしろ」 ですから、チーム内争いが激化してゆく中で、最後まで1軍にいられるよう頑張って欲しい。


僅差のリードですから勝ちパが出る展開ですが、菊地はこういう場面で起用されるところまで、信用を勝ち取ってきて、三振が欲しい場面でしっかり三振を取るなど、完全に役割が明確になってきました。
(しかも期待に応えてますね)


相手の左右で8回は変わるでしょうが、中川からの大勢もお約束になってくるでしょうし、徐々にブルペンも形が見えてきました。


相変わらず、左の多い広島打線に対して、大勢はちょっと苦労しましたが、クローザーの役割は負けない事ですから、そこも「与えられたミッションはクリアした」ってことで良いのではないでしょうか?


攻撃面では坂本が心配ですね

坂本大丈夫か?


今日、精密検査をするということですが、あの痛がりようから見て肉離れは覚悟しなければいけません。中田は短期間で復帰しましたが、もう少しかかることも考慮しなければいけないと思います。
ようやく状態が上がってきて、まだまだクリアしてもらいたい記録も山積みな状態ですけど、コンディションを整えることの方が重要。
幸いにも、守備という点においては、門脇、中山、吉川と内野を安心して任せられるメンバーはおりますし、終盤に代打、代走が出ても、バックアップする選手はいる状態。
攻撃力低下は致し方ありませんが、そこは丸、中田に奮起してもらうことになるでしょうし、上がってくる北村にも鼻息荒く暴れてもらわないといけません。


そういう点では、吉川が久々のホームランを含む2安打というのは、追い風になりますし、若い野手たちは「今こそチャンス!」とアピール合戦をしてもらいたいところ。
チームにとってのピンチを若い力でプラスに変えてくれることを期待したいです。


今のところ、交流戦MVPの岡本キャプテンが状態の良さをキープして、チームを引っ張ってくれていますので、その強みを最大限に発揮しつつ、マルチだった秋広のさらなる飛躍も期待し、若手が躍動することで丸や中田が目立たなくても勝てるチームに成長するチャンスだと捉え、勢いで乗り切って欲しいなと思います。


このゲームの攻撃面で残念なところをあげるなら、先頭の吉川が3塁打で、ノーアウト3塁。転がすか外野へ飛ばせさえすれば、1点入る局面を点に結び付けられなかったところ。松原の当たりは確かに惜しかったのですが、鋭い当たりよりも、もっと転がすことを重要視して欲しかった。仮に内野ゴロでホームアウトになったとしても、松原が塁にさえ残れば、そこから盗塁やエンドランも仕掛けられますし、攻撃パターンは柔軟にあったはず。
そのあとの門脇もあの高めの球を本当に狙っていたのか微妙・・・外野フライを打つタイプでもないですし、巨人の選手の中ではバントも上手い方なので、スクイズも頭に入れながら、もっとバッテリーを揺さぶって欲しかったなと


とはいえ、4点差になれば、大勢のセーブシチュエーションではなくなってしまうので、1点でも多く欲しい反面、まぁ無失点でもしゃーないか?くらいで見ていましたから、ベンチもそこまで1点に拘ってなかった印象


結果として、交流戦後の再スタートを勝利で終われたのですから、細かいところは無視して素直に勝利を喜びましょう


交流戦前は遥か彼方に見えたトラの尻尾も気が付けば4.5差と、何となくかすかに見えてきた感じです「6月にはチーム一丸で」と言っていた原監督ですが、先日の「超ジャイアンツ」では「8月からが本番」と言ってました。
6月に、戦力を整え、そこから力を蓄えつつ、8月から一気に行くということのようですが、坂本の離脱を除けば、おおむねその通りになりつつあります。


一人旅状態だった阪神サイドもDeNA交流戦優勝と、この3連戦の初戦を落としたこと、遥か下だった巨人がじわじわと迫っていることに、僅かながらの不安や嫌な空気を感じているのではないでしょうか?
今季の巨人は仮に優勝しなくても、その先、3年、5年は優勝を争えるチームを作ることが出来ればイイと思っていましたが、こちらが想像していた以上に、若手の成長速度が早いことと、入団一年目の選手を筆頭に、若い選手がお試しではなく、しっかりと戦力としてこの時期まで1軍にしがみついていることは、水野スカウト部長はじめ、目利きがしっかり出来ていること、二岡監督筆頭にファーム、3軍の育成が順調に行っていることの証明だと思っています。


石川慎吾がどれだけ打っても、なかなか呼ばれない
旗色悪くなるとベテランに頼りがちなチームが、長野、松田、ナカジを呼ばない


あたりに、今シーズンの特徴が出ているような気がします。


今日はメンデス


広島とは初対戦になるかな?今週はあと2日しかゲームがありませんから、ある程度、ゲームを作ってくれれば、ブルペンも思い切ってつぎ込めるでしょう。
大瀬良相手ですから、簡単なゲームではありませんが、粘り強く投げてくれればチャンスはあると思います。


追記
浅野、デラクルーズを1軍練習に参加させるという報道あったのは嬉しかったですね。
交流戦休みの間、若手たちは2軍の試合に出てました。
以前にも言ったことがありますが、個人的にずっと2軍のゲームでもナイターを重視して、ナイターの多い、1軍に呼ばれた時にすぐに慣れられるようにすべきだと思っていたので、今回のファーム初のナイター3連戦は良いことだと思いました。
(これからの時期は特に暑くなりますし、見やすさという点でも)
昼間練習して、夜にゲームという、身体のリズムを作ることも、1軍で力を発揮するために必要なことでしょう。欲を言えば、ファームもドームなら・・・って思ってしまいますが、そこはたまに東京ドームで2軍の試合をやっていますから、そういうのを貴重な経験として身体に染みこませて欲しい。


そういえば、原監督が先の超ジャイアンツのインタビューの中で、秋広が松井、阿部がもっていない武器を持っている。
「詰まっていてもレフト方向へイイヒットを打てる才能」と評価していましたね、そのバッティングはこのゲームでも出ていましたが、確かに松井や阿部、高橋由伸にもなかった部分かもしれません。当初デーブは「三振かホームランでいい」なんて言ってましたが、今はそこは封印し、彼の良さを引き出そうとしているようですし、そこは去年からモデルチェンジした師匠の中田の影響もあるでしょう。
ほっときゃ距離は伸びますから、規定打席に達成した時に、今の打率をキープ出来ていれば新人王候補の一人として注目されることになるので、横道にそれずに今のスタンスのまま、順調に育って欲しいところです。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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